2007年09月12日

Backup Exec .pst ファイルがバックアップできない

Backup Exec にて .pst ファイルがバックアップできない場合がある。このとき、以下のようなメッセージが表示される。

警告: .pst ファイルパス は破損しています。このファイルは検証できません。

この問題は、バックアップ実行中にリモートコンピュータ上で Microsoft Outlook がオープン状態になっていることが原因で発生する。

○ 対処方法

この問題を解決するには、以下のいずれかを実行する。

バックアップ処理を実行する前に。Microsoft Outlook がクローズされていることを確認する
バックアップ処理中に Backup Exec for Windows の Open File Option を使用する
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2007年08月07日

Backup Exec バックアップ実行後ポストコマンドが実行されない

Backup Exec 9.1 でバックアップ実行後にポストコマンドが正常に実行されない場合がある。

この現象は、この製品固有の問題である。この製品の次のメジャーバージョンにて修正されている。

○ 対処方法

この問題を回避するには、以下の手順を実行する。

1. Backup Exec の[ジョブセットアップ]画面を開く
2. [ジョブ]ペイン(画面上部)から問題となっているバックアップジョブをダブルクリックする
3. バックアップジョブのプロパティダイアログの[プロパティ]ボックスから[プリ/ポストコマンド]メニューを開く
4. [プリコマンドが正しく実行された場合にのみジョブを実行する]オプションを有効にする
5. [開始]または[スケジュール]ボタンをクリックし、設定を保存する

【参照】 Symantec Support

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2007年08月02日

Backup Exec ポストコマンド実行のタイミング

Backup Exec において、ポストコマンドの実行タイミングは以下のようにバージョンによって異なる。

バージョン 実行タイミング
Backup Exec 8.x ベリファイ完了後
Backup Exec 9.x 以降 バックアップ完了直後からベリファイ開始前までの間

Backup Exec 9.x 以降であっても、ポストコマンドの実行タイミングを変更し、ベリファイ実施後に実行するように変更することができる。具体的には、以下の手順を実施する。

○ 操作手順
1. レジストリエディタを起動する
2. 左ペインから以下のキーを開く
    HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥VERITAS¥Backup Exec¥Engine¥Misc
3. [編集]メニューから[新規]→[DWORD 値]を選択する
4. 新しいエントリの名前として「Job - Run Post Command After Verify」を指定する
5. 4. で作成した「Job - Run Post Command After Verify」エントリをダブルクリックする
6. [DWORD 値の編集]ダイアログで以下の設定を行い、[OK]ボタンをクリックする
  [データ]: 「1」と入力
  [基数]: [16進数]を選択
7. レジストリエディタを閉じる
8. Backup Exec のすべてのサービスを再起動する

【参照】 Symantec Support

posted by w@ko at 22:29|  ・Backup Exec | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月01日

Backup Exec データベースの保守に失敗する

Backup Exec 9.x 以降でデータベースの保守に失敗する場合がある。このとき、以下のようなメッセージが表示される。

Backup Exec アラート
データベースの保守に失敗(サーバー: "サーバー名") (ジョブ: "ジョブ名") データベース保守アクティビティの概要: 保守に失敗しました: 10, データベースのダンプに失敗しました 総経過時間: 00:00:01

この場合、以下の操作を行い、症状が改善されるか確認する。

データベースオブジェクトの整合性チェックを行う
データベースの修復を行う
posted by w@ko at 22:48|  ・Backup Exec | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月31日

Backup Exec データベースの修復を行う方法

Backup Exec 9.x 以降でデータベースの修復を行うには、以下の手順を実施する。

○ 操作手順
1. BEUtility.exe ファイルを実行して Backup Exec ユーティリティを起動する
  BEUtility.exe ファイルは、通常以下のフォルダに存在する。
      C:¥Program Files¥VERITAS¥Backup Exec¥NT
2. 警告メッセージが表示されたら、[はい]ボタンをクリックする
3. [Backup Execユーティリティ]ウィンドウの中央ペインから[認識済みメディアサーバー]→[すべてのメディアサーバー]を開く
4. 左上ペインから設定を変更するメディアサーバーを選択する
  目的のメディアサーバーが表示されない場合、以下の方法でメディアサーバーを追加する。
    a. 中央ペインの[すべてのメディアサーバー]を右クリックして[メディアサーバーの作成]を選択する
    b. [メディアサーバーの追加]ダイアログで[参照]ボタンをクリックする
    c. [コンピュータの参照]ダイアログから目的のサーバーを選択し、[OK]ボタンをクリックする
    d. [メディアサーバーの追加]ダイアログで[OK]ボタンをクリックする
5. 右ペインで目的のメディアサーバーを右クリックし、[データベースの修復]を選択する
6. [データベースの修復]ダイアログが表示されたら[OK]ボタンをクリックする
7. Backup Exec サービスを再起動する旨のメッセージダイアログが表示されたら[はい]ボタンをクリックする
8. [操作の進捗状況]ダイアログでデータベースの修復の実行状況が表示され、完了したら[終了]ボタンをクリックする
9. [Backup Execユーティリティ]ウィンドウを閉じる

【参照】 Symantec Support

posted by w@ko at 23:34|  ・Backup Exec | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月30日

Backup Exec データベースオブジェクトの整合性チェックを行う方法

Backup Exec 9.x 以降でデータベースオブジェクトの整合性をチェックするには、以下の手順を実施する。

○ 操作手順
1. BEUtility.exe ファイルを実行して Backup Exec ユーティリティを起動する
  BEUtility.exe ファイルは、通常以下のフォルダに存在する。
      C:¥Program Files¥VERITAS¥Backup Exec¥NT
2. 警告メッセージが表示されたら、[はい]ボタンをクリックする
3. [Backup Execユーティリティ]ウィンドウの中央ペインから[認識済みメディアサーバー]→[すべてのメディアサーバー]を開く
4. 左上ペインから設定を変更するメディアサーバーを選択する
  目的のメディアサーバーが表示されない場合、以下の方法でメディアサーバーを追加する。
    a. 中央ペインの[すべてのメディアサーバー]を右クリックして[メディアサーバーの作成]を選択する
    b. [メディアサーバーの追加]ダイアログで[参照]ボタンをクリックする
    c. [コンピュータの参照]ダイアログから目的のサーバーを選択し、[OK]ボタンをクリックする
    d. [メディアサーバーの追加]ダイアログで[OK]ボタンをクリックする
5. 右ペインで目的のメディアサーバーを右クリックし、[データベースの整合性チェック]を選択する
6. [操作の進捗状況]ダイアログで整合性チェックの実行状況が表示され、完了したら[終了]ボタンをクリックする
7. [Backup Execユーティリティ]ウィンドウを閉じる

【参照】 Symantec Support

posted by w@ko at 23:27|  ・Backup Exec | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月12日

Backup Exec コンピュータ名やドメイン名を変更した場合の対処方法

コンピュータ名やドメイン名を変更すると、Backup Exec のサービスが起動しなくなる場合がある。

Backup Exec をインストールした後にコンピュータのコンピュータ名やドメイン名を変更した場合、その変更を Backup Exec に認識させる必要がある。

○ 操作手順(Backup Exec 10.x 以降の場合)

「Backup Exec ユーティリティ」を使用して、変更を Backup Exec に認識させることができる。

具体的には、以下の手順で操作する。

1. BEUtility.exe ファイルを実行して Backup Exec ユーティリティを起動する
  BEUtility.exe ファイルは、通常以下のフォルダに存在する。
      C:¥Program Files¥VERITAS¥Backup Exec¥NT
2. 警告メッセージが表示されたら、[はい]ボタンをクリックする
3. [Backup Execユーティリティ]ウィンドウの中央ペインから[認識済みメディアサーバー]→[すべてのメディアサーバー]を開く
4. 左上ペインから設定を変更するメディアサーバーを選択する
  目的のメディアサーバーが表示されない場合、以下の方法でメディアサーバーを追加する。
    a. 中央ペインの[すべてのメディアサーバー]を右クリックして[メディアサーバーの作成]を選択する
    b. [メディアサーバーの追加]ダイアログで[参照]ボタンをクリックする
    c. [コンピュータの参照]ダイアログから目的のサーバーを選択し、[OK]ボタンをクリックする
    d. [メディアサーバーの追加]ダイアログで[OK]ボタンをクリックする
5. 目的のメディアサーバーを右クリックし、[新規メディアサーバー名の設定の更新]を選択する
6. [新規メディアサーバー名を適用するための設定の更新]ダイアログで、変更前後のドメイン名およびメディアサーバー名(コンピュータ名)をそれぞれ入力し、[OK]ボタンをクリックする
7. [Backup Execユーティリティ]ウィンドウを閉じる
○ 操作手順(Backup Exec 9.x 以前の場合)

Backup Exec を一度アンインストールした後、再インストールする。

posted by w@ko at 23:39|  ・Backup Exec | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月28日

Backup Exec besnmp.trc ファイルが肥大化する

Backup Exec がインストールされているコンピュータにて、「besnmp.trc」というファイルが肥大化し、ディスク容量を圧迫することがある。

この現象は、Backup Exec で SNMP 通知が有効になっていると発生する。
現象を回避するには、以下の手順で SNMP 通知を無効にする。

○ Backup Exec 9.x 以降の場合
1. [ツール]メニューから[アラートを設定](Backup Exec 9.x の場合)または[アラートカテゴリ](Backup Exec 10.x/11.x の場合)を開く
2. [アラートの設定]ダイアログ(Backup Exec 9.x/10.x の場合)または[アラートカテゴリの設定]ダイアログ(Backup Exec 11.x の場合)の[SNMP 通知を送信する]オプションが有効になっているアラートに対して設定を無効にする
3. [OK]ボタンをクリックする
○ Backup Exec 8.x の場合
1. [ツール]メニューから[通知の設定]を開く
2. [通知のセットアップ]ダイアログで[SNMP]タブを開く
3. [Backup Exec トラップの送信]オプションを無効にする
4. [OK]ボタンをクリックする

【参照】 Symantec Support

posted by w@ko at 22:13|  ・Backup Exec | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月27日

Backup Exec バックアップ失敗(AOFO 初期化失敗 メモリ不足)

Backup Exec でバックアップに失敗し、ジョブログに以下のようなエラーが記録される場合がある。

AOFO: 初期化に失敗しました: Shadow?Copy?Components Advanced Open File Option 使用: Microsoft Volume Shadows Copy Service(VSS)
スナップショットプロバイダエラー (0x8007000E): メモリ不足です

また、同じ時間帯に Windows のアプリケーションログに以下のイベントが記録される。

種類 : エラー
ソース : VolSnap
イベント ID : 5
説明 : ビットマップ構造の非ページプールメモリ不足のため、ボリュームボリューム名のシャドウコピーを作成できませんでした。

この問題は、非ページプールの割り当ての問題が原因で発生する。この問題は、差分領域ボリュームが起動後に使用できない場合に発生することがある。

○ 対処方法

この問題を解決するには、Windows Server 2003 の最新のサービスパックを適用する。

【参照】 マイクロソフト 技術情報 887827
          Symantec Support

posted by w@ko at 22:48|  ・Backup Exec | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月06日

Backup Exec バックアップ失敗(コード: 0XD、0X2)

Backup Exec でバックアップに失敗し、以下のようなエラーが表示される場合がある。

バックアップ失敗 コード: 0XD, 0X2

この現象は、スケジュールされているジョブのジョブ名と設定内容を変更したにもかかわらず、変更前にサブミットされたスケジュールがそのまま残っている場合に発生する。

○ 対処方法

変更前のスケジュールを削除し、再度スケジュールし直す。

【参照】 Symantec Support

posted by w@ko at 22:53|  ・Backup Exec | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月07日

Backup Exec 9 バックアップ中 SQL エラー

Backup Exec でバックアップ中にアプリケーションログに以下のイベントが記録される場合がある。

種類 : エラー
ソース : Backup Exec
イベント ID : 57860
説明 : 以下のサーバーへのログオンを試行中にエラーが発生しました: サーバー名。SQL エラー番号: 0011。SQL エラーメッセージ: [DBENTLIB][Connection Open(Connect()).] SQL Server が存在しないか、アクセスが拒否されました。
○ 対処方法
1. SQL Server(または MSDE)がインストールされているマシンですべての Backup Exec サービスを停止する
2. ローカルのメディアサーバーに SQL Server がインストールされている場合は、エクスプローラで Backup Exec がインストールされているディレクトリを表示する
    例) C:¥Program Files¥VERITAS¥Backup Exec¥NT
  リモートサーバーにインストールされている場合は、Remote Agent のインストールディレクトリを表示する
    例) C:¥Program Files¥VERITAS¥Backup Exec¥RANT
3. 表示したディレクトリ内の「bedssql2.dll」ファイルの名前を「bedssql2.old」に変更する
4. Backup Exec のサービスを開始する

Symantec Support

posted by w@ko at 23:19|  ・Backup Exec | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月18日

Backup Exec バックアップに失敗する(デバイスへのアクセス許可がない)

Backup Exec にて以下のエラーが発生し、バックアップに失敗することがある。

最終エラーコード: 0xE0009418
最終エラーの説明: このエディションの製品にはデバイス サーバー名 へのアクセス権がありません。

この問題は、Backup Exec for Windows Servers がライセンス登録されているにもかかわらず、データベース(Oracle、SQL Server)またはグループウェア(Notes、Exchange Server)等のアプリケーションのエージェントオプションのライセンスが登録されておらず、さらにエージェントを使用したバックアップ対象がジョブに含まれている場合に発生する。

アプリケーションのデータベースが稼働しているサーバーに Backup Exec をインストールする場合、インストールがデフォルトでアプリケーションのエージェントをインストール対象に含めてしまう。エージェントのライセンスを購入していない状態でそのままインストールを行い、エージェントを使用してアプリケーションのデータベースをバックアップ対象に含めてバックアップジョブを作成してしまうと、Backup Exec のライセンス登録を行った直後に上記のエラーが発生する。

○ 対処方法

この問題を回避するには、以下のいずれかの方法で対処を行う。

Backup Exec をインストールするときに、エージェントをインストール対象から外す
バックアップジョブを作成するときに、バックアップ対象にエージェントを使用したアプリケーションデータベースを選択しない
posted by w@ko at 22:39|  ・Backup Exec | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月11日

Backup Exec プリ/ポストコマンドのタイムアウト時間の設定方法

Backup Exec では、プリコマンド、またはポストコマンドの実行タイムアウト時間を設定することができる。

場合によってはプリ/ポストコマンドがタイムアウト時間内に正常に完了せず、バックアップジョブが失敗することがある。この場合、ログに以下のように記録される。

プリ/ポストコマンドのタイムアウトです。
 
ジョブ実行前のコマンドが時間内に完了しませんでした。

既定ではプリ/ポストコマンドのタイムアウト時間が 30 分に設定されているため、30 分以内にコマンドが完了しない場合にはコマンドをキャンセルされる。コマンドの実行に時間がかかる場合、タイムアウト時間を調整することで解消する。

○ 操作手順(Backup Exec 9.x/10.x の場合)
1. [ジョブセットアップ]画面を開く
2. 設定を変更したいジョブを右クリックし、[プロパティ]を選択する
3. ジョブのプロパティダイアログの[プロパティ]ボックスから[プリ/ポストコマンド]メニューを選択する
4. [コマンドが完了しない場合にコマンドをキャンセルする時間]オプションでコマンド実行開始からのタイムアウト時間を分単位で設定する
5. [スケジュール]または[サブミット]ボタンをクリックし、設定を有効にする
○ 操作手順(Backup Exec 8.x の場合)
1. レジストリエディタを起動する
2. 左ペインから以下のキーを開く
    HKEY_LOCAL_MACHINE¥Software¥VERITAS¥Backup Exec¥Engine¥Misc
3. 右ペインで「Job - Pre/Post Command Timeout」エントリをダブルクリックする
4. [DWORD 値の編集]ダイアログで、以下の要領で設定を行い、[OK]ボタンをクリックする
  [表記]: 「10進」を選択
  [値]: タイムアウト時間を分単位で入力
5. レジストリエディタを閉じ、システムを再起動する

※ レジストリ操作は自己責任の範囲下において操作願います。

【参照】 ベリタス サポート

posted by w@ko at 23:27|  ・Backup Exec | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月10日

Backup Exec 9.1 ホットフィックスやサービスパックを適用できない

Backup Exe 9.1 でホットフィックスやサービスパック(SP)を適用できない場合がある。このとき、以下のようなメッセージが表示される。

インストールウィザードのエラーです。

この問題は、以下の環境で現象が発生することがある。

Veritas Backup Exec 9.1 for Windows Servers をインストールしている
日本語版 MSDE を手動でインストールしている
MSDE または SQL Server のインスタンスが Backup Exec 9.1 用以外に存在する
○ 対処方法

以下の手順で現象を回避する。

1. 以下のファイルを実行し、「SQL Server ネットワークユーティリティ」を起動する
    C:¥Program Files¥Microsoft SQL Server¥80¥Tools¥Binn¥svrnetcn.exe
2. [SQL Server ネットワークユーティリティ]ダイアログの[全般]タブで以下の項目を設定し、[OK]ボタンをクリックする
  [このサーバー上のインスタンス]: Backup Exec 9.1 で使用しているインスタンスを選択
  [有効になっているプロトコル]: 「名前付きパイプ」と「TCP/IP」を有効化
3. システムを再起動する
4. Backup Exec のホットフィックスやサービスパックを適用する
5. 再度「SQL Server ネットワークユーティリティ」を起動する
6. [SQL Server ネットワークユーティリティ]ダイアログの[全般]タブで以下の項目を設定し、[OK]ボタンをクリックする
  [このサーバー上のインスタンス]: Backup Exec 9.1 で使用しているインスタンスを選択
  [有効になっているプロトコル]: 「名前付きパイプ」と「TCP/IP」を無効化
7. システムを再起動する
8. MSDE または SQL Server を使用している他のアプリケーションが正常動作することを確認する
posted by w@ko at 23:08|  ・Backup Exec | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月23日

Backup Exec 9/10 バックアップが失敗する(ジョブエンジンサービスが応答しない)

Backup Exec でジョブエンジンサービスが勝手に停止し、ジョブが正常に動作しなくなることがある。この場合、以下のような現象が見られる。

スケジュールされたバックアップジョブなどが失敗する
失敗したジョブの[完了ジョブ]タブ(Backup Exec 9.xの場合)または[ジョブ履歴]タブ(Backup Exec 10.x の場合)のジョブサマリーに以下のように記述される
 
最終エラーの説明: Backup Exec ジョブエンジンシステムサービスが応答しません。
失敗したジョブの[ジョブログ]タブを開こうとすると、以下のメッセージが表示される
 
ジョブログ表示エラー
ジョブログ表示のためのWebページへの変換でエラーが発生しました。
このジョブログが生成されていない可能性があります

アラートが出ている間にジョブがキャンセル(自動キャンセル)された場合に、ジョブエンジンサービスが停止することがある。

○ 対処方法

停止したジョブエンジンサービスを開始させるには、手動でサービスを起動する。

ただし、この現象が慢性的に発生する場合、上記方法では追いつかない。恒久的に現象を回避するには、以下の手順でジョブエンジンのサービスをエラー時に再起動するように設定する。

1. Backup Exec コンソールの[アラート]画面を開く
2. アラートが出ていないことを確認する
  アラートが出ている場合は、アラートを右クリックして[「OK」を応答](Backup Exec 9.x の場合)または[削除](Backup Exec 10.x の場合)を選択してアラームを消去する
3. [ジョブモニター]画面を開く
4. [スケジュール済みジョブ、実行中のジョブ]ペイン(画面上部)でスケジュールされているジョブの[ジョブ名]を確認する
5. [ジョブセットアップ]画面を開く
6. [ジョブ]ペイン(画面上部)から、手順 4. で確認したジョブ名のジョブをダブルクリックする
7. ジョブのプロパティダイアログの[プロパティ]ボックスから[スケジュール](BackupExec 9.1 の場合)または[優先度および有効時間帯](BackupExec 10.0 の場合)メニューを開く
8. 右ペインの[自動キャンセル](BackupExec 9.1の場合)または[この選択リストに対する自動キャンセルを有効にする](BackupExec 10.0の場合)オプションを有効にし、キャンセルまでの時間を入力する
9. ジョブのプロパティダイアログで[スケジュール](Backup Exec 9.x または 10.0 の場合)または[サブミット](Backup Exec 10.1d の場合)ボタンをクリックする
10. Windows のサービスコンソールを開く
11. [Backup Exec Job Engine]をダブルクリックする
12. [Backup Exec Job Engine のプロパティ]ダイアログで[回復]タブを開く
13. [最初のエラー]項目で「サービスを再起動する」を選択し、[OK]ボタンをクリックする

【参照】 Veritas Tech Support Document 275603

補足
posted by w@ko at 23:30|  ・Backup Exec | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月18日

Backup Exec ドメイン名を変更した場合の対処

Backup Exec がインストールされており、サービスアカウントとしてドメインユーザーアカウントを利用している場合、所属するドメイン名が変更になったときに以下の2点を変更する必要がある。

Backup Exec のサービスログオンアカウント
Backup Exec のジョブログオンアカウント(Backup Exec 9.x 以降)

これらを変更しない場合、Backup Exec サービスを開始できないなど動作に支障が出ることが考えられる。

○ サービスログオンアカウントの変更方法

Windows サービスコンソールを使用して、Backup Exec サービスのうち、ドメインユーザーアカウントをサービスログオンアカウントとして指定しているサービスのアカウントのドメイン名の部分を新しいドメイン名に書き換える。

○ ジョブログオンアカウントの変更方法(Backup Exec 10.x の場合)
1. Backup Execの[ジョブモニター]画面を開く
2. [スケジュール済みジョブ、実行中のジョブ]ペイン(画面上部)で設定を変更したいジョブを右クリックし、[プロパティ]を選択する
3. ジョブのプロパティダイアログの[プロパティ]ボックスから[リソース認証情報]メニューを選択する
4. [リソース認証情報]ボックスの[ログオン情報]列に「システムログオン情報」と表示されている項目をクリックし、[変更]ボタンをクリックする
5. [ログオン情報の選択]ダイアログで[ログオン情報名]が「システムログオン情報」と表示されている項目を選択し、[編集]ボタンをクリックする
6. [ログオン情報の編集]ダイアログで[ユーザー名]ボックスに表示されているアカウントのドメイン名の部分を新しいドメイン名に変更し、[OK]ボタンをクリックする
7. [ログオン情報の選択]ダイアログで[OK]ボタンをクリックする
8. ジョブのプロパティダイアログで[スケジュール](Backup Exec 10.0 の場合)または[サブミット](Backup Exec 10.1d の場合)ボタンをクリックする
○ ジョブログオンアカウントの変更方法(Backup Exec 9.x の場合)
1. Backup Execの[ジョブモニター]画面を開く
2. [スケジュールジョブ、実行中のジョブ]ペイン(画面上部)で設定されているジョブの[ジョブ名]を確認する
3. [ジョブセットアップ]画面を開く
4. [ジョブ]ペイン(画面上部)から手順 2. で確認したジョブ名のジョブをダブルクリックする
5. ジョブのプロパティダイアログの[プロパティ]ボックスから[ログオン情報]メニューを選択する
6. ダイアログ右の[ログオン情報]列に「システムログオン情報」と表示されている項目をクリックし、[変更]ボタンをクリックする
7. [ログオン情報の選択]ダイアログで[表示名]が「システムログオン情報」と表示されている項目を選択し、[編集]ボタンをクリックする
8. [ログオン情報の編集]ダイアログで[ユーザー名]ボックスに表示されているアカウントのドメイン名の部分を新しいドメイン名に変更し、[OK]ボタンをクリックする
9. [ログオン情報の選択]ダイアログで[OK]ボタンをクリックする
10. ジョブのプロパティダイアログで[スケジュール]ボタンをクリックする
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2007年01月17日

Backup Exec バックアップ時に Security フォルダ配下の一部のファイルがスキップされる

Backup Exec でバックアップ実行時に一部ファイルがスキップされ、バックアップジョブの実行結果が「成功 (例外処理あり)」と表示される場合がある。

%Systemroot%¥security¥edb.log
%Systemroot%¥security¥tmp.edb
%Systemroot%¥security¥Database¥secedit.sdb

これらのファイルは、ローカルセキュリティデータベースに関連するファイルである。これらのファイルはシステム状態とともにバックアップされるため、システム状態が正常にバックアップされていれば上記のファイルがバックアップされていなくても問題ない。

○ 対処方法

バックアップ結果が「成功 (例外処理あり)」と表示されていても、無視して問題ない。

ただし他の原因でバックアップに問題が発生した場合に検知が難しくなる。これを回避するには、上記ファイルをバックアップ対象から除外する。

posted by w@ko at 23:41|  ・Backup Exec | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月16日

Backup Exec バックアップ対象からファイルを除外する方法

Backup Exec で既に設定されているバックアップジョブで設定されたバックアップ対象から任意のファイルを除外するには、以下の方法で行う。

○ Backup Exec 10.x の場合
1. [ジョブモニター]画面を開く
2. [スケジュール済みジョブ、実行中のジョブ]ペイン(画面上部)で設定を変更したいジョブを右クリックし、[プロパティ]を選択する
3. ジョブのプロパティダイアログの[プロパティ]ボックスから[選択リスト]メニューを選択する
4. ダイアログ右上の[表示]項目の[詳細]ボタンをクリックする
5. [ファイル選択の詳細設定]ダイアログで対象のファイルを指定し、[OK]ボタンをクリックする
  [ドライブ]: 対象ファイルが格納されたフォルダを指定する
  [パス]: 対象ファイルのパスを指定する
  [ファイル]: 対象のファイル名を指定する
  [方法]: [エクスクルード]を選択することで、対象ファイルを除外する設定となる
6. ジョブのプロパティダイアログで[スケジュール](Backup Exec 10.0 の場合)または[サブミット](Backup Exec 10.1d の場合)ボタンをクリックする
○ Backup Exec 9.x の場合
1. [ジョブモニター]画面を開く
2. [スケジュール済みジョブ、実行中のジョブ]ペイン(画面上部)で設定を変更したいジョブの[ジョブ名]を確認する
3. [ジョブセットアップ]画面を開く
4. [ジョブ]ペイン(画面上部)から、手順 2. で確認したジョブ名のジョブをダブルクリックする
5. ジョブのプロパティダイアログの[プロパティ]ボックスから[選択]メニューを選択する
6. ダイアログ右上の[表示]項目の[詳細]ボタンをクリックする
7. [ファイル選択の詳細設定]ダイアログで対象のファイルを指定し、[OK]ボタンをクリックする
  [ドライブ]: 対象ファイルが格納されたフォルダを指定する
  [パス]: 対象ファイルのパスを指定する
  [ファイル]: 対象のファイル名を指定する
  [方法]: [除外]を選択することで、対象ファイルを除外する設定となる
8. ジョブのプロパティダイアログで[スケジュール]ボタンをクリックする
○ Backup Exec 8.6 の場合
1. [アクティビティモニタ]タブを開く
2. [スケジュール、アクティブ、完了ジョブ]画面で設定を変更したいジョブの[ジョブ名の指定]列に表示されているジョブ名を確認する
3. [ジョブの定義]タブを開く
4. [ジョブの設定管理]画面から、手順 2. で確認したジョブ名のジョブをダブルクリックする
5. [バックアップジョブのプロパティ]ダイアログで[選択]タブを選択する
6. ダイアログ右上の[表示方法]項目で[文字]を選択する
7. 一覧のボックスから対象ファイルを含むパスを選択し、[編集]ボタンをクリックする
8. [ファイル選択の詳細設定]ダイアログで対象のファイルを指定し、[OK]ボタンをクリックする
  [ドライブ]: 対象ファイルが格納されたフォルダを指定する
  [パス]: 対象ファイルのパスを指定する
  [ファイル]: 対象のファイル名を指定する
  [方法]: [除外]を選択することで、対象ファイルを除外する設定となる
9. [バックアップジョブのプロパティ]ダイアログで[OK]ボタンをクリックする
posted by w@ko at 23:03|  ・Backup Exec | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月08日

Backup Exec デバイスの状態がオフライン

Backup Exec で状態(ステータス、結果等)が「スケジュール済み」のジョブが、設定された開始時刻を過ぎても開始されない場合がある。場合によっては状態が「未完了」と表示される場合もある。

このとき、デバイスの状態が「オフライン」になっている可能性がある。

○ 操作手順

サーバーの状態の確認は以下の手順で行う。

1. [デバイス]画面(タブ)を開く
2. 左ペインで以下の項目を参照する
 
Backup Exec 10.x 以降: [ストレージデバイス]→サーバー名→[スタンドアロンドライブ]または[ロボットライブラリ]配下のデバイス名の右に「オフライン」と表示されているか確認
Backup Exec 9.x 以前: [すべてのドライブ]→サーバー名→[スタンドアロンドライブ]または[ロボテックライブラリ]配下のデバイス名の右に「オフライン」と表示されているか確認
○ 対処方法

この問題に対処するには、以下の操作を行う。

Backup Exec のサービスの再起動
テープドライブの物理的な接続、設定の確認
SCSI アダプタまたはテープドライバのドライバ、およびファームウェアのアップデート
OS が Windows 2000 の場合、Removable Storage サービスを無効にする
posted by w@ko at 23:52|  ・Backup Exec | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月07日

Backup Exec サーバーの状態が一時停止

Backup Exec で状態(ステータス、結果等)が「スケジュール済み」のジョブが、設定された開始時刻を過ぎても開始されない場合がある。場合によっては状態が「未完了」と表示される場合もある。

このとき、サーバーの状態が「一時停止」になっている可能性がある。「一時停止」状態であれば、これを解除することでジョブが正常に動作するようになる。

○ 操作手順

サーバーの状態の確認、および一時停止の解除の操作は、以下の手順で行う。

1. [デバイス]画面(タブ)を開く
2. 左ペインの[ストレージデバイス](Backup Exec 10.x 以降)または[すべてのデバイス](Backup Exec 9.x 以前)直下のサーバーのアイコンの右に「一時停止」または「サーバー一時停止」と表示されている場合は一時停止状態になっている
3. 一時停止を解除するには、このサーバーのアイコンを右クリックし、[一時停止]を選択する
posted by w@ko at 23:03|  ・Backup Exec | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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