2005年10月27日

SQL Server 2000 の新機能

○ パフォーマンス向上
SQL Server7.0 でアーキテクチャを一新 → ストレージエンジンを強化
  Jim Gray を筆頭にデータベースの世界では有名なアーキテクトたちが設計
    今後何十年先も通用するプラットフォームを目指した大改造
  TPC-C ベンチマークでトップを獲得
データベースエンジンの強化 (SQL Server 7.0 以降)
  クエリオプティマイザ (SQL 文解析ツール)の強化
  行単位のロック(SQL Server 6.5 までは INSERT 行ロック = 細粒度のみ) → 同時実行性強化
  統計の自動更新 → テーブルヒストグラムの自動生成
  並列クエリ、マルチインデックス利用
  ページサイズ 2KB → 8KB へ変更
  マージ結合、ハッシュ結合 → 結合効率強化
  アドホック SQL の自動パラメータ化 → プロシージャキャッシュに格納
    再利用性、パフォーマンス向上
DBCC ステートメントのパフォーマンス向上 (SQL Server 7.0 以降)
  データベースにかけるロック粒度が細かくなる → 他トランザクションへの影響を少なくする
  並列 DBCC (SQL Server 2000 以降)
bcp コマンドのパフォーマンス強化 (SQL Server 7.0 以降)
インデックス再構築 (DBCC INDEXDEFRAG:SQL Server 2000 以降)
  並列インデックス再構築
SQL Server 2000 Enterprise Edition のみの強化点
  32CPU、64GB メモリ(32-bit)/64CPU、512GB メモリ (64-bit) 対応
  並列 DBCC 処理、並列インデックス再構築 ← マルチプロセッサ
  インデックス付きビュー
  分散パーティションビュー

○ 信頼性向上
4 ノードクラスタ (SQL Server 2000 Enterprise Edition のみ)/8 ノードクラスタ (Windows Server 2003)
ログ配布によるバックアップサーバーの配置 (SQL Server 2000 Enterprise Edition のみ)
障害発生直前まで復旧可能 (SQL Server 2000 以降、SQL Server 7.0 までは一部回復不可)
SAN 対応(SQL Server 2000 以降)
バックアップ
  オンラインバックアップの性能向上 (SQL Server 2000 以降)
  差分バックアップ (SQL Server 7.0 以降、SQL Server 6.5 までは表レベルバックアップ)
  バックアップ/復元操作が容易 (SQL Server 7.0 以降)
  データベースアタッチ機能 (SQL Server 7.0 ではコマンドライン上、SQL Server 2000 では GUI で操作可能)
  オンラインバックアップ中に実行されたトランザクションをバックアップに含める (SQL Server 7.0 以降)

○ 管理運用/開発コストの削減
動的な自己管理 (SQL Server 7.0 以降)
  統計の自動更新、動的なメモリ管理
  環境設定オプション(sp_configure)の自動化
  データベースの自動拡張
    拡張作業中はデータベースアクセス不可 → 大規模環境ではメリット小?
  ヒストグラム自動作成 … WHERE 句に未知の情報があった場合有効
管理作業の負荷軽減 (SQL Server 7.0 以降)
  DBCC CHECKDB によるメンテナンス(データ整合性管理)が必須ではない
より使いやすい管理/開発ツール (SQL Server 7.0 以降)
  Enterprise Manager
      容量表示、インデックスの一覧表示、クエリ (DTS) デザイナ、ダイアグラム
  クエリアナライザ
      カラー表示、グラフィカル実行オプション、オブジェクトブラウザ (SQL Server 2000 以降)
豊富な管理/開発ツール
  データベースコピーウィザード (SQL Server 2000 以降) → ネットワーク経由でデータベースコピー
  インデックスチューニングウィザード (SQL Server 7.0 以降) → インデックスの構築
  DTS (SQL Server 7.0 以降)
  SQL プロファイラ (SQL Server 7.0 以降、SQL Server 6.5 までは SQL Trace)
      再生可能、C2 レベル(セキュリティ認証要件)準拠トレース
  ジョブ (SQL Server 7.0 以降、SQL Server 6.5 まではタスク)
    複数ステップ (← 1 ステップのみ)
    ワークフロー制御可能 → エラー時の処理設定等が可能に
    Active X スクリプト対応 → VBScript、JScript コマンドベース
Visual Studio 6.0/.NET との親和性 (SQL Server 7.0 以降)
  開発ツールからオブジェクトが作成可能
Access 2000/2002 との親和性 (SQL Server 7.0 以降)
  Access プロジェクト (.adp) … リンクテーブルからの脱却
      Access から SQL Server データベースの操作、フォーム形式の開発が可能

○ データの活用(データウェアハウス)
インデックス付きビュー (SQL Server 2000 以降)
  GROUP BY で集計演算した結果をオブジェクトとして保存可能
      ビューデータをインデックスに格納 ← 更新の少ない静的ビュー
Analysis Services (SQL Server 2000、SQL Server 7.0 では OLAP Services)
  キューブ (MOLAP、ROLAP、HOLAP) → 集計演算を事前集計したもの データマイニング
  内部的にビットマップインデックスを利用
DTS によるデータコピー/変換 (SQL Server 7.0 以降)
  分析に適した形に変換

○ 豊富な先進テクノロジを搭載
XML 対応 (SQL Server 2000 以降)
Office と Web ブラウザで利便性の高い分析 (SQL Server 7.0 以降)
  Web ブラウザからピボットテーブルによる分析 (Office 拡張機能)
データマイニング機能 (SQL Server 2000 以降)

○ その他機能
フルテキストインデックス (SQL Server 7.0 以降) → 全検索エンジン Microsoft Search サービス
分散クエリ、リンクサーバー (SQL Server 7.0 以降) → 他データベースにアクセスして検索
マルチインスタンス (SQL Server 2000 以降)
最大仕様の向上 (SQL Server 7.0 以降)
  テーブルあたりの列数 (250 列 → 1024 列)
  ページサイズ (2KB → 8KB)
  最大行サイズ (2KB → 8KB 〔正確には 8060B〕)
  文字型、バイナリ型の最大サイズ (255B → 8000B)
  クエリで使用される内部作業テーブル数 (16 → 無制限)
新しいデータ型
  Unicode データ型(nchar、nvarchar、SQL Server 7.0 以降)
  bigint、table (テーブルデータ〔仮想表〕型)、variant (あらゆるデータ型) (SQL Server 2000 以降)
text/image 型の記憶方法の改善 (SQL Server 7.0 以降)
ユーザー定義関数 (SQL Server 2000 以降)
レプリケーション強化
  マージレプリケーション (SQL Server 7.0 以降)
  即時更新サブスクライバオプション (SQL Server 7.0 以降) → 配布先(サブスクライバ)でも更新可
  キュー更新オプション (SQL Server 2000 以降) → オフライン状態でもレプリケーション可
複数トリガ (SQL Server 7.0 以降)
INSTEAD OF トリガ (SQL Server 2000 以降)
  通常のトリガと動きが異なる
      トリガ元 SQL 文が実行されない場合にトリガ内部の手続を実行
        INSTEAD OF INSERT
      ビューに対する変更命令をユーザーに透過的に表示 (← ビュー上の変更に制限あり)
パフォーマンス条件警告 (SQL Server 7.0 以降)
posted by w@ko at 18:28|  ・SQL Server ノート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。