2005年09月28日

DTS によるデータ変換

○ データ型のマッピング
変換元と変換先の間でデータフォーマット方法を指定可
変換元と変換先の間でデータ修正方法を指定可
可能な限り一致するデータ型を定義、またマッピングを無効にして異なる型への変換も可
  データ型、サイズ、精度、スケール、NULL 値の許容等

○ データ(テーブル/列)の統合および併合
データ組み合わせ、分割可
データの垂直または水平要約可

○ 変換タスクの定義
各タスクは作業単位を定義
タスクの実行内容
  Transact-SQL ステートメントの実行
    定義済みタスクオブジェクト(SQL 実行タスク、一括挿入タスク、データドリブンクエリタスク)の使用
  スクリプト(JScript、PerlScript、VBScritp)の実行
  外部プログラムの起動
    定義済みタスクオブジェクト(プロセス実行タスク、メール送信タスク)の使用
  SQL Server オブジェクトの別インスタンスへのコピー
  DTS パッケージから実行または結果取得

○ ワークフローの定義
優先順位制約により設定
  制約順序、並列、組み合わせの条件でステップを実行
ステップの優先度を設定可 → 低/通常/高の3段階
トランザクション機能
  タスクをグループ分け
  使用するデータプロバイダがトランザクションをサポートする必要あり
  DTS デザイナは一度に1つのトランザクションしかサポートしない
    複数使用する場合は直列化、順序に注意

○ DTS パッケージの作成
DTS パッケージの作成ツール
  DTS インポート/エクスポートウィザード
  DTS デザイナ
  COM オートメーションサポート言語 (Visual Basic、Visual C++)
DTS パッケージの保存方法
  COM 構造化ストレージファイル
    .dts 拡張子ファイルとして保存
    SQL Server の外部からパッケージにアクセスできる唯一のオプション
    バージョンをつけて複数のパッケージを1つのファイルに保存可
    パッケージの配布、スケジュール化が容易
  SQL Server Meta Data Services
    オブジェクト情報、オブジェクト間関係情報を格納する共通データベース
    DTS パッケージメタデータと変換されたデータの完全な履歴情報(データ系列)を格納
    パッケージメタデータが他アプリケーションから再利用可
    同一ファイルに複数バージョン保存可
  msdb データベース
    sysdtspackages システムテーブルに保存
    同一ファイルへの複数バージョン保存不可
  Visual Basic ファイル
    VB アプリケーションにパッケージを組み込み可
パッケージセキュリティの実装
  COM 構造化ストレージファイルまたは SQL Server に保存する際に暗号化可
  所有者パスワード
    全情報およびプロパティへの完全アクセス、編集実行可
  ユーザーパスワード
    所有者パスワードで暗号化された DTS パッケージにのみ利用可
    パッケージ実行可、パッケージ定義へのアクセス不可

○ DTS パッケージの実行
Enterprise Manager または dtsrun ユーティリティで実行可

○ DTS パッケージのスケジュール

 
DTS パッケージを msdb データベースに保存する場合は DTS インポート/エクスポートウィザードでスケジュール

 
dtsrun ユーティリティで DTS パッケージを実行するジョブを作成する場合は Enterprise Manager でスケジュール
posted by w@ko at 18:14|  ・SQL Server ノート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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