Windows XP コンピュータにはユーザの簡易切り替え機能が搭載されている。この機能を利用することで、あるユーザーでログオンした状態で実行中のプログラムを終了させずに、同時にまったく別のユーザーでログオンしてプログラムを実行できる機能である。
この機能は、ドメイン環境では使用できない。ワークグループ環境でのみ使用可能であり、既定で有効に設定されている。
○ 操作手順
この機能を無効にするには、以下の設定を行う。
1. | [スタート](→[設定])→[コントロールパネル]→[ユーザーアカウント]を開く |
2. | [ユーザーアカウント]コンソールの[作業を選びます]項目から[ユーザーのログオンやログオフの方法を変更する]メニューを選択する |
3. | [ログオンとログオフのオプションを選択します]画面で[ユーザーの簡易切り替えを使用する]オプションのチェックをはずし、[オプションの適用]ボタンをクリックする |
4. | [ユーザーアカウント]コンソールを閉じる |
【参照】 マイクロソフト Windows XP (1) (2) (3)
マイクロソフト 技術情報 279765 / 880386
ITmedia
デジタル ARENA
ユーザーの簡易切り替え機能の設定は、レジストリでも設定可能である。具体的には以下のキーを開く。
HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥Microsoft¥Windows NT¥CurrentVersion¥Winlogon
このキーの配下の「AllowMultipleTSSessions」エントリに「0x00000000」を設定する。