2007年09月27日

Windows 2000/XP/2003 ユーザープロファイルの保存先パスを変更する方法

Windows 2000、Windows XP、および Windows Server 2003 では、ユーザープロファイルの情報が %SystemDrive%¥Documents and Settings フォルダに保存されている。

これらの保存先パスの変更、または保存先フォルダ名の変更を行おうとすると、以下のようなメッセージが表示される。

Documents and Settings は Windows のシステムフォルダで、Windows を正しく実行するのに必要です。移動や名前の変更はできません。

以下の手順で、この既定の保存先パスの変更、または保存先フォルダ名の変更が可能である。ただし、これらの操作に関してはマイクロソフトはサポートしていない。実際に、これらの操作を行うことでシステム障害が発生したり、コンピュータが不安定な状態になるなどの問題が発生する可能性があるため、推奨されない。

○ 操作手順
1. 以下のいずれかの方法でユーザーのプロファイルパスを確認する
  ユーザー SID を使用する方法
    a. Windows Server リソースキットGETSID ツールを使用し、以下のコマンドを実行して SID を取得する
      getsid ¥¥サーバー名 ユーザー名 ¥¥ サーバー名 ユーザー名
    b. レジストリエディタを起動する
    c. 左ペインから以下のキーを開く
      HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥Microsoft¥Windows NT¥CurrentVersion¥ProfileList
    d. 配下のキーから手順 a. で確認した SID と同じ名前のキーを選択する
  ユーザーパス設定を使用する方法
    a. 確認したいユーザーでコンピュータにログオンし、set コマンドを実行する
    b. set コマンドの実行結果内容から USERPROFILE 設定を確認する
    c. コンピュータの管理者ユーザーでコンピュータにログオンする
    d. レジストリエディタを起動する
    e. 左ペインから以下のキーを開く
      HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥Microsoft¥Windows NT¥CurrentVersion¥ProfileList
    f. [編集]メニューから[検索]を選択する
    g. [検索]ダイアログの[検索する値]ボックスに USERPROFILE の設定値を入力し、[次を検索]ボタンをクリックする
2. 手順 1. で開いたキーの ProfilesDirectory エントリの値にユーザープロファイルの保存先パスを指定する
3. レジストリエディタを終了する
4. 現在のユーザーで一度ログオフし、設定変更したユーザーとしてログオンする
5. set コマンドを実行してプロファイルの保存パスが変更されていることを確認する

※ レジストリ操作は自己責任の範囲下において操作願います。

【参照】 マイクロソフト 技術情報 322014
          ITmedia

posted by w@ko at 22:34|  ・Windows一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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