リモートデスクトップや MetaFrame 等を使用したターミナルセッションからサーバー上のファイルをリモートで変更できない場合がある。
Windows Server 2003 では、ユーザーがターミナルサービスセッション中にグローバルオブジェクトを作成する場合、管理者権限が必要になる。
既定ではグローバルオブジェクトを作成できる管理者権限が与えられていない。これは、Windows Server 2003 のセキュリティ強化に基づく仕様変更によるものである。
なお、セッション固有のオブジェクトは、このユーザー権限が割り当てられていなくても作成することができる。
○ 対処方法
以下の方法でユーザーにグローバルオブジェクトを作成できるように管理者権限を与えることができる。
1. | グループポリシーエディタでローカルセキュリティポリシーコンソールを起動する |
2. | 左ペインから以下のポリシーを開く |
[コンピュータの構成]→[Windows の設定]→[セキュリティの設定]→[ローカルポリシー]→[ユーザー権利の割り当て] | |
3. | 右ペインから[グローバルオブジェクトの作成]ポリシーをダブルクリックする |
4. | [ローカルセキュリティの設定]タブで[ユーザーまたはグループの追加]ボタンをクリックし、権限を与えたいユーザーまたはグループを追加する |
5. | [OK]ボタンをクリックする |
6. | グループポリシーを更新する |
【参照】 マイクロソフト 技術情報 819817