・ | TDS(Tabular Data Stream) | ||
… | クライアント Net-Library − サーバー Net-Library 間の通信パケット | ||
− | SQL Server は複数のサーバー Net-Library を同時に監視可能 | ||
→ | クライアントは特定の Net-Library を使用 | ||
− | 双方の Net-Library で通信プロトコルを一致させる必要あり | ||
− | デフォルトでクリアテキスト送信 | ||
→ | マルチプロトコル暗号化(Windows RPC 暗号化)… 旧バージョン存換のために存在 | ||
→ | [プロトコルの暗号化を有効にする]オプション … SSL 使用 | ||
マルチプロトコルより強力だがオーバーヘッド発生 | |||
※ | SQL Server 2000 より全プロトコルで暗号化可(SQL Server 7.0 以前はマルチプロトコルのみ) | ||
・ | TCP/IP … すべての管理ツール用 |
○ 複数プロトコルサポート Net-Library
マルチプロトコル | NetBEUI → TCP/IP → IPX/SPX
※ 名前付きインスタンスでは非サポート |
名前付きパイプ | IPX/SPX → NetBEUI → TCP/IP
※ Windows 98 でのサーバーでは非サポート ※ 別セグメントとの通信は不可 |
○ 既定のトランスポートプロトコル
Windows NT/2000 | Windows 95/98 | |
SQL Server 2000 | TCP/IP、名前付きパイプ | TCP/IP |
SQL Server 7.0 | 名前付きパイプ、TCP/IP、マルチプロトコル | TCP/IP、マルチプロトコル |
SQL Server 6.5 | 名前付きパイプ |
○ サーバーネットワークライブラリ選択の基準
・ | 選択するネットワークライブラリは OS が使用するネットワークプロトコルに依存 |
・ | Windows 認証使用時はデフォルトのサーバーネットワークライブラリのうちいずれかが必要 |
・ | SSL 暗号化使用時は TCP/IP が必要 |
・ | 旧バージョンの SQL Server と暗号化接続を行う場合はマルチプロトコル使用 |
○ アプリケーションからの Net-Library の指定
【参照】 マイクロソフト技術情報 238949
ク ラ イ ア ン ト |
クライアント
アプリケーション |
Tramsact-SQL ステートメントの送受信 |
↑↓ | ||
データベース
API |
プロバイダ、ドライバ、DLL を使用した Transact-SQL ステートメント送受信
クエリを TDS パケット内にカプセル化 |
|
↑↓ | ||
クライアント
Net-Library |
クライアント上のネットワーク接続、ルーティング管理 | |
↑↓ | ||
サ | バ | |
サーバー
Net-Library |
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↑↓ | ||
オープンデータ
サービス |
ネットワーク接続管理 クエリを TDS パケットから抽出
クライアント − SQL Server 間データサービスの受け・し |
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↑↓ | ||
リレーショナル
エンジン |
Transact-SQL ステートメントの解析、DDL その他ステートメントの処理 | |
↑↓ | ||
ストレージ
エンジン |
データベースファイル(I/O)管理
バックアップ/復元操作の実行 |
※ ネットワークライブラリは DLL として実装