Windows 2000 Server または Windows Server 2003 で、ファイルの種類の関連付けが変更できなくなる場合がある。このとき、以下のような現象が見られる。
・ | [ファイルを開くプログラムの選択]ダイアログで、「この種類のファイルを開くときは、選択したプログラムをいつも使う」チェックボックスがグレーアウトする |
・ | [フォルダのプロパティ]ダイアログの[ファイルの種類]タブの[新規]、[削除]、[変更]、[詳細設定]の各ボタンがグレーアウトする |
ターミナルサービスをアプリケーションサーバーモードで実行すると、ユーザーインターフェイス(UI)がロックされ、管理者を含めすべてのユーザーはファイルの種類の関連付けを変更することができない。これは、プログラムまたは MSI ベースのアプリケーションを使用する場合にのみエントリを編集できるようにするためである。これによって、UI で不用意な変更を行っても、ターミナルサービスを実行しているコンピュータおよびそのすべてのユーザー全体にわたるグローバルなファイルの種類の関連付けへの影響を防ぐことができる。
○ 操作手順
以下の手順を実行することで、管理者および Power Users のメンバに限り、ファイルの種類の関連付けを変更できるようになる。
1. | レジストリエディタを起動する | ||
2. | 左ペインから以下のキーを開く | ||
HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥Microsoft¥Windows¥CurrentVersion¥Policies¥Explorer | |||
3. | 右ペインから「NoFileAssociate」エントリを開く | ||
4. | [値のデータ]を「00000000」に変更(既定値は「00000001」)し、[OK]ボタンをクリックする | ||
5. | レジストリエディタを閉じ、システムを再起動する |
※ レジストリ操作は自己責任の範囲下において操作願います。
【参照】 マイクロソフト 技術情報 257592 / 555076