2007年06月13日

Outlook SMTP Auth への対処方法

プロバイダ(ISP)によって SMTP Auth(SMTP 認証)が設定されると、電子メールを送信できなくなる場合がある。Outlook を使用している場合、以下のようなメッセージが表示される。

受信者の1人がサーバーによって拒否されたため、メッセージを送信できませんでした。拒否された電子メールアドレス: '電子メールアドレス', 件名: '件名', アカウント: '電子メールアカウント', サーバー: 'メールサーバー名', プロトコル: SMTP, サーバーの応答: 550 (サーバーから返されたメッセージ)', ポート: 25, セキュリティ (SSL): なし, サーバーエラー: 550, エラー番号: 0x800CCC79
 
受信者の1人がサーバーによって拒否されたため、メッセージを送信できませんでした。拒否された電子メールアドレス: '電子メールアドレス', 件名: '件名', アカウント: '電子メールアカウント', サーバー: 'メールサーバー名', プロトコル: SMTP, サーバーの応答: 553 (サーバーから返されたメッセージ)', ポート: 25, セキュリティ (SSL): なし, サーバーエラー: 553, エラー番号: 0x800CCC79

SMTP Auth とは SMTP Authentication の略で、メールを送信する際にユーザーの認証を行い、許可された場合のみメールの送信を受け付ける技術ある。SMTP Auth が有効な場合、メールサーバー接続時に認証を行わないと電子メールの送信ができない。

○ 対処方法(Outlook 2002/2003 の場合)

Outlook 2002 または Outlook 2003 では、以下の手順でメール送信時に認証を行うように設定を変更する。

1. Outlook を開く
2. [ツール]メニューから[電子メールアカウント]を選択する
3. [電子メールアカウント]ダイアログで[既存の電子メールアカウントの表示と変更]を選択し、[次へ]ボタンをクリックする
4. [電子メールアカウント]画面で、設定を変更したいアカウントを選択し、[変更]ボタンをクリックする
5. [インターネット電子メールの設定]画面で[詳細設定]ボタンをクリックする
6. [インターネット電子メール設定]ダイアログで[送信サーバー]タブを開く
7. [送信サーバー (SMTP) は認証が必要]オプションを有効にする
  プロバイダによっては個別にログオンアカウント情報の設定が必要な場合がある。その際は[受信メールサーバーと同じ設定を使用する]または[次のアカウントとパスワードでログオンする]オプションを選択し、必要に応じてログオン情報を設定する
8. [インターネット電子メール設定]ダイアログで[OK]ボタンをクリックする
9. [インターネット電子メールの設定]画面で[次へ]ボタンをクリックする
10. [電子メールアカウント]画面で[完了]ボタンをクリックする
○ 対処方法(Outlook 2000 の場合)

Outlook 2000 では、以下の手順でメール送信時に認証を行うように設定を変更する。

1. Outlook を開く
2. [ツール]→[アカウント]を選択する
3. [インターネットアカウント]ダイアログで、設定を変更したいアカウントを選択し、[プロパティ]ボタンをクリックする
4. アカウントのプロパティダイアログで[サーバー]タブを開く
5. [送信メールサーバー]項目の[このサーバーは認証が必要]オプションを有効にする
  プロバイダによっては個別にログオンアカウント情報の設定が必要な場合がある。その際は[設定]ボタンをクリックし、[送信メールサーバー]ダイアログにてログオン情報を設定する
6. [OK]ボタンをクリックする

※上記設定は一例である。詳細は各契約プロバイダに確認のこと。

【参照】 マイクロソフト 技術情報 881622

posted by w@ko at 22:30| ●MS Office | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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