2007年05月25日

Windows 2000/XP/2003 管理用テンプレートファイルのアップグレード方法

グループポリシーの管理用テンプレートは管理用テンプレートファイル(.adm ファイル)のバージョンによって設定できる項目が異なる。古いバージョンでは最新の機能が使用できなかったり、オペレーションシステムに対応しなかったりする場合がある。最新の機能を使用するには、ファイルのバージョンを最新のものにする必要がある。

テンプレートファイルのバージョンは、.adm ファイルの更新日時で確認できる。

OS/サービスパック
2003 3 Windows Server 2003 RTM
2003 4 Windows XP Service Pack 1a
6 Windows 2000 Service Pack 4
2004 7 Windows XP Service Pack 2
2005 3 Windows Server 2003 Service Pack 1
2007 2 Windows Server 2003 Service Pack 2

管理用テンプレートファイルをアップグレードするには、以下の2通りの方法がある。

明示的に .adm ファイルをアップグレードする
新しいバージョンのコンピュータからグループポリシーオブジェクトを開く

ここでは、古いバージョンの .adm ファイルが納められた(アップグレードしたい)コンピュータを (A)、新しいバージョンの .adm ファイルがあるコンピュータを (B) として扱う。

○ .adm ファイルをアップグレードする方法
1. (A) 上で目的の .adm ファイルを探す
2. 目的の .adm ファイルを (A) から (B) にコピーする
3. (B) 上でグループポリシーエディタを使用して任意のグループポリシーコンソールを起動する
4. [コンピュータの構成]または[ユーザーの構成]内の[管理用テンプレート]を右クリックし、[テンプレートの追加と削除]を選択する
5. [テンプレートの追加と削除]ダイアログで[追加]ボタンをクリックする
6. [ポリシーテンプレート]ダイアログで、手順 2. でコピーした新しいバージョンの .adm ファイルを指定し、[開く]ボタンをクリックする
7. 複数の種類の .adm ファイルを追加する場合は、この手順を繰り返す
○ 新しいバージョンのコンピュータからグループポリシーオブジェクトを開く方法

(B) のグループポリシーエディタで (A) 上に格納されたグループポリシーオブジェクトを開くと、(B) の .adm のバージョンに自動的にアップグレードされる。

例)Windows XP SP2 コンピュータ上のグループポリシーエディタで Windows Server 2003 RTM のドメインセキュリティポリシーを開くと、テンプレートファイルが Windows XP SP2 のバージョンにアップグレードされる。

【参照】 マイクロソフト Windows XP
          @IT

posted by w@ko at 23:28|  ・Windows一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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