Windows Server 2003 では、前回シャットダウン時に正常にシャットダウンが行われなかった場合、起動時にコンピュータが予期せずシャットダウンされた理由の選択を求められる。
Windows Server 2003 では既定で「シャットダウンイベント追跡ツール」が有効になっている。この機能が有効である場合、前回シャットダウンが正常に行われなかったときに、その理由をログに記録するため、ログオン時にその理由を選択しないとログオンできない。
シャットダウンした理由としては、既定で「その他 (計画外)」が選択されている。この場合、「コメント」の記述が必須となるため、[OK]ボタンがグレーアウトしている。
○ 操作手順
シャットダウンイベントの追跡ツールが有効である場合、[シャットダウンイベントの追跡ツール]コンソールで以下のいずれかの方法をとる。
・ | ドロップダウンリストから「その他 (計画外)」以外の適切な理由を選択する |
・ | ドロップダウンリストに適切な理由が見当たらない場合、「その他 (計画外)」を選択し、[コメント]ボックスにその内容を入力する |
また、STOP エラーの発生などが原因で終了してしまった場合は、[問題 ID]または[コメント]ボックスにエラー内容がシステムによって既に記述されている場合がある。
なお、シャットダウンイベントの追跡ツールを無効にすることも可能である。
ここで入力した内容は、システムログに以下の内容で記録される。
種類 | : | 警告 |
ソース | : | USER32 |
イベント ID | : | 1076 |
説明 | : | ユーザー Enterprise Managerログオンユーザーアカウント は、このコンピュータの前回予期しない再起動の理由として、次の理由を提供しました: 選択した理由
理由コード: 理由コード バグ ID: 問題 ID バグチェック文字列: バグチェック文字列 コメント: コメント |