Windows 2000/XP/2003 では、Windows が起動しない場合に使用するコマンドベースの修復ツールである。回復コンソールを使用することで、問題の原因となっているドライバファイルやサービスを操作し、システムを修復することができる。
回復コンソールを使用するには、主に以下の2通りの方法がある。
・ |
あらかじめインストールしておく |
・ |
Windows インストール CD-ROM から起動する |
○ 回復コンソールをインストールする方法
1. |
CD-ROM ドライブに Windows 2000 または Windows XP、Windows Server 2003 のインストール CD を挿入する |
2. |
[スタート]→[ファイル名を指定して実行]を選択する |
3. |
[名前]ボックスに以下のように入力し、[OK]ボタンをクリックする |
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CD Drive:¥i386¥winnt32.exe /cmdcons |
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※ CD-ROM ドライブが D ドライブの場合は、「D:¥i386¥winnt32.exe /cmdcons」と入力する |
4. |
Windows XP/2003 の場合、インターネットへ未接続の環境では、Windows Update の Web サイトに接続できない旨の画面が表示されるので、[このステップをスキップして Windows のインストールを続行する]を選択して[次へ]ボタンをクリックする
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5. |
[Windows セットアップ](または[Windows 2000 セットアップ])ダイアログボックスが表示されたら[はい]ボタンをクリックする |
6. |
回復コンソールのインストールの完了後、[OK]ボタンをクリックする |
7. |
システムを再起動する |
回復コンソールをインストールすると、システム起動時に[オペレーティングシステムの選択]画面が表示され、起動オプションとして回復コンソールを選択できるようになる。この場合の回復コンソール起動の手順は以下の通り。
1. |
コンピュータを起動する |
2. |
[オペレーティングシステムの選択]画面で[Microsoft Windows 回復コンソール](または[Microsoft Windows 2000 回復コンソール][Microsoft Windows XP 回復コンソール])を選択し、[Enter]キーを押す |
3. |
使用しているキーボードの種類を選択し、[Y]キーを押す |
4. |
修復を行いたい Windows ログオンを選択し、[Enter]キーを押す |
5. |
管理者アカウントのパスワードを入力し、[Enter]キーを押す |
○ Windows CD-ROM から回復コンソールを起動する方法(Windows XP または Windows Server 2003 の場合)
1. |
CD-ROM ドライブに Windows XP または Windows Server 2003 のインストール CD を挿入し、システムを起動する |
2. |
[セットアップの開始]画面で[R]キーを押す |
3. |
使用しているキーボードの種類を選択し、[Y]キーを押す |
4. |
修復を行いたい Windows ログオンを選択し、[Enter]キーを押す |
5. |
管理者アカウントのパスワードを入力し、[Enter]キーを押す |
○ Windows CD-ROM から回復コンソールを起動する方法(Windows 2000 の場合)
1. |
CD-ROM ドライブに Windows 2000 のインストール CD を挿入し、システムを起動する |
2. |
[セットアップへようこそ]画面で[R]キーを押す |
3. |
使用しているキーボードの種類を選択し、[Y]キーを押す |
4. |
[Windows 2000 修復オプション]画面で[C]キーを押す |
5. |
修復を行いたい Windows ログオンを選択し、[Enter]キーを押す |
6. |
管理者アカウントのパスワードを入力し、[Enter]キーを押す |
【参照】 マイクロソフト Windows XP
マイクロソフト 技術情報 216417 / 301645 / 307654 / 313670 / 314058 /
318752 / 326215 / 816104 / 879714 / 882361 / 882362
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