イベントビューアを開けない場合がある。イベントビューアを起動したときに、以下のようなエラーが表示されることがある。
ハンドルが無効です。 |
Dr. Watson Service.exe
例外: アクセス違反 (0xc0000005)、アドレス: 0x76e073d4 |
さらに Service.exe プロセスによって CPU 使用率が消費されている場合がある。
これらの場合、イベントビューアのログファイルが破損している可能性がある。復旧するには、イベントログファイルを再作成する必要がある。
ただし、これらのファイルはシステムが常に使用しているため、ファイルを削除したり、ファイル名を変更したりすることはできない。また、EventLog サービスは他のサービスに必要なため停止することができないため、これらのファイルは常に開かれている。そのため、以下の手順で再作成を行う必要がある。
○ 操作手順(NTFS パーティションの場合)
1. | Windows のサービスコンソールを開く | |
2. | 以下の方法で[Event Log]サービスのスタートアップ画面を開く | |
・ | Windows NT の場合: [EventLog]サービスを選択し、[スタートアップ]ボタンをクリック | |
・ | Windows 2000/XP/2003 の場合: [Event Log]サービスを右クリックし[プロパティ]を選択 | |
3. | [スタートアップの種類]を「無効」に変更し、[OK]ボタンをクリックする | |
4. | システムを再起動する | |
注: システムの起動時に、EventLog サービスに依存するいくつかのサービスの起動に失敗することがあるが、この場は無視する。 | ||
5. | エクスプローラ等でイベントログファイルのパスを開き、破損している *.evt ファイルを削除するか、またはファイル名を変更する | |
6. | 再度、手順 2. を実行して「EventLog」サービスの[スタートアップの種類]の設定を既定の[自動]に戻す | |
7. | システムを再起動する | |
※ | システム起動時にイベントログファイルが再作成される。 |
○ 操作手順(FAT パーティションの場合 ≪代替方法≫)
1. | MS-DOS 起動ディスクを使用してシステムを起動する | |
2. | DOS プロンプト画面からコマンドでイベントログファイルのパスにアクセスし、破損している *.evt ファイルを削除するか、またはファイル名を変更する | |
3. | ディスクを取り出し、システムを再起動する | |
※ | システム起動時にイベントログファイルが再作成される。 |
【参照】 マイクロソフト 技術情報 172156