ARCserve では、バックアップ実行時にセッション内でバックアップしたファイルおよびディレクトリの情報は、データベースに保管される。これらの情報はリストア時に使用されるが、情報量が多いために放置しておくとデータベースが肥大化し、ディスク領域を圧迫する場合がある。
データベース廃棄処理を行うことによってこれらの情報を削除し、容量の拡大を防ぐことができる。ARCserve のセットアップ時には既定でデータベース廃棄機能が有効になっており、毎日 0:00 開始のデータベース廃棄ジョブが作成される。[ジョブステータス]画面の[ジョブキュー]タブでジョブの設定状況を確認することができる。
このデータベース廃棄ジョブを誤って削除してしまった場合や、ジョブの開始時刻を変更する場合などにジョブの再設定が必要となるが、他のジョブとは設定箇所が異なる。
○ 操作方法
データベース廃棄ジョブの設定は以下の箇所で行う。
1. | [ARCserve サーバ管理]コンソールを開く | ||
2. | [管理]メニューから[環境設定]を選択する | ||
3. | [環境設定]ダイアログで[データベースエンジン]タブを選択する | ||
4. | 以下の設定を行う | ||
・ | [データベース廃棄処理を有効にする]: 有効 | ||
・ | [古いデータベースレコード廃棄間隔]: データベースの廃棄間隔(保存期間)を入力(既定: 30日) | ||
・ | [データベース廃棄処理実行時刻]: データベース廃棄ジョブの開始時刻(既定: 0:00) | ||
・ | [データベース廃棄処理のサブミット]: 有効 | ||
5. | [OK]ボタンをクリックする |
【参照】 CA 技術情報 21010317