ネットワークドライブが切断状態になり、ドライブのアイコンに×マークがつく場合がある。このドライブに対して、暫くアクセスを行っていない場合に起こることが多い。このときでも、アイコンをダブルクリックすれば問題なく接続はできる。
Windows NT/2000/XP/2003 のネットワーク共有サービスは、標準で最後にアクセスされてから15分で自動切断する設定になっている。この状態でも通常は動作上の問題はないが、どうしても気になる場合は、自動切断を禁止したり、自動切断までの時間を長くするなどの設定ができる。
○ 対処方法
設定方法は以下の2通りである。
・ | グループポリシーで設定する方法(Windows 2000/2003、および Windows XP Professional のみ) |
・ | コマンドで設定する方法 |
いずれの設定も、共有を設定しているサーバー側(接続される側)のコンピュータで行う。
○ グループポリシーで設定する方法
1. | グループポリシーエディタを開く | |
2. | 「コンピュータの設定」→「Windowsの設定」→「セキュリティの設定」→「ローカルポリシー」→「セキュリティオプション」ノードから、以下のポリシーをダブルクリックする | |
・ | Windows 2000 の場合: 「セッションを切断する前に、ある一定のアイドル時間を必要とする」 | |
・ | Windows XP/2003 の場合: 「Microsoft ネットワークサーバー: セッションを中断する前に、ある一定のアイドル時間を必要とする」 | |
3. | アイドル時間を分単位で設定する。0 〜 99,999 分の範囲で指定し、0 を入力すると自動切断が禁止される | |
4. | [OK]ボタンをクリックする |
○ コマンドで設定する方法
1. | コマンドプロンプトを起動する |
2. | 以下のように入力し、[Enter]キーを押す |
net config server /autodisconnect:分 | |
分にはアイドル時間を分単位で入力する。-1 〜 65,535 分の範囲で指定し、-1 を入力すると自動切断が禁止される。 | |
※ | 現在の設定時間を確認するには、オプションなしで「net config server」と入力する。「アイドルセッション時間(分)」項目に設定が表示される。 |
【参照】 マイクロソフト 技術情報 297684
Windows FAQ.