2006年05月31日

Windows IP アドレスの競合

ネットワーク上で同じ IP アドレスが設定されたコンピュータが複数存在すると IP アドレスが競合し、ネットワークに接続できない。この場合、通常はコンピュータ側で競合を検知し、何らかのメッセージを表示する。

Windows 2000/XP/2003 では、システム起動時に次のようなメッセージが表示される。

Windows - システムエラー
ネットワーク上の別のシステムと競合する IP アドレスを検出しました。ローカルインターフェイスは無効です。詳細については、システムイベントログを参照してください。

または、次のように表示される。

Windows - システムエラー
ネットワーク上の別のシステムと競合する IP アドレスがあります。

Windows NT の場合は、次のように表示される。

システムプロセス - システムエラー
システムは、ネットワーク上の別のシステムと競合する IP アドレスを検出しました。ローカルインターフェイスは無効です。詳細については、システムイベントログを参照してください。この問題を解決するには、ネットワーク管理者に相談してください。

これらのメッセージが表示された場合、システムログには次のイベントが記録される。

種類 : エラー
ソース : Tcpip
イベント ID : 4198
説明 : IP アドレス XXX.XXX.XXX.XXX とシステムネットワークハードウェアアドレス YY:YY:YY:YY:YY:YY が重複しているのを、検出しました。ローカルインターフェイスは無効になりました。

また、IP アドレスを手動で構成した場合には次のようなメッセージが表示される。

Microsoft TCP/IP
今構成された静的 IPアドレスは、既にネットワーク上で使われています。別の IP アドレスに構成し直してください。

Windows 98/Me では、システム起動時に次のようなメッセージが表示される。

Windows
IP アドレス XXX.XXX.XXX.XXX は、ハードウェアのアドレスが YY:YY:YY:YY:YY:YY に設定してあるシステムと競合していることが、検出されました。インターフェイスは使用不可にされています。

この状況ではネットワークインターフェイスの状態が無効になっているため、IP アドレスを確認すると 0.0.0.0 と表示される。Windows XP/2003 のネットワーク接続状態画面では、「アドレスの種類」に「無効な IP アドレス」と表示される。

IP アドレスはネットワーク上でユニークである必要がある。上記症状が発生した場合は問題となっているコンピュータを特定し、IP アドレスの設定に問題がないか確認する必要がある。

原因としては、以下のケースが考えられる。

手動で構成した IP アドレスの設定ミス
  他のコンピュータに割り当てられた IP アドレスを割り当て
  DHCP 環境で DHCP スコープ内の IP アドレスを割り当て
DHCP サーバーの設定ミス
  DHCP スコープの設定ミス
  スコープの重なる DHCP サーバーの併存(既に DHCP が立っている環境に別の DHCP が立っている)
DHCP サーバーの動作不良
○ 対処方法

クライアント側の設定に問題がある場合は、状況に応じて以下の対処を行う。

手動で IP を構成している場合
  IP アドレスを他のコンピュータと重複しないアドレスに変更する
  DHCP 環境の場合は IP アドレスを自動取得するよう変更する
DHCP からアドレスを取得している場合
  IP アドレスを再取得する

DHCP サーバーに問題がある場合(クライアント側の設定に問題がない場合)は、DHCP サーバーの設定を確認する。または、クライアント側で DHCP サーバーのアドレスを確認し、正しい DHCP サーバーからアドレスを取得できているか確認する。

posted by w@ko at 23:03|  ・Windows一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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