2006年05月24日

Backup Exec 巡回冗長検査(CRC)エラーでバックアップに失敗する

バックアップまたはベリファイに失敗し、原因としてデータエラー (巡回冗長検査 (CRC) エラー) が報告される場合がある。

通常、ジョブログおよびジョブ履歴には以下のようなエラーが報告される。

・ジョブログ
最終エラーコード: 00000017 HEX
最終エラーの説明: データエラー (巡回冗長検査 (CRC) エラー) です。
最終エラーカテゴリ: その他のエラー
ジョブログ中のエラーテキスト:
バックアップデバイス "デバイス名" が、メディアへのデータ書き込み要求のエラーを返しました。
エラー: データエラー (巡回冗長検査 (CRC) エラー) です。
※ジョブログ中にエラーの報告がなく、「最終エラー」以外にジョブログの中で報告されない場合がある。
 
・ジョブ履歴
エラーコード: 17 HEX
エラーの説明: データエラー (巡回冗長検査 (CRC) エラー) です。
最終エラーカテゴリ: その他のエラー

または以下のエラーが表示される。

・ジョブログ
最終エラーコード: a00084f9 HEX
最終エラーの説明: Backup Exec のジョブエンジンとリモートエージェント間で通信障害が発生しました。
最終エラーカテゴリ: リソースエラー
ジョブログ中のエラーテキスト:
"バックアップデバイス デバイス名" が、メディアへのデータ書き込み要求のエラーを返しました。
エラー: データエラー (巡回冗長検査 (CRC) エラー) です。

Backup Exec 7.x の場合は BackupExec のログファイルにエラーメッセージ「データエラー(cyclic redundancy check:CRC エラー)」が出る。

Storage device "[]" reported an error on a request to read/write data to/from media.
○ 原因および対処方法

巡回冗長検査 (CRC) エラーは、Backup Exec がメディアにデータを書き込むことができなかったか、メディアからデータを読み込むことができなかったことを示している。
このエラー自体は一般的なもので、以下のように多くの要因によって引き起こされる。

1. 原因: テープ装置の読み取り/書き込みヘッドの汚れ
  対処: テープ装置のクリーニングを場合によっては何度か実行する。クリーニングメディアが破損または最後まで使い切った場合はメディアを交換する。
2. 原因: バックアップメディアが消耗している、または破損している
  対処: メディアを新品のものに交換する。また、メディアはハードウェアメーカーで保証されているものを使用する。
3. 原因: テープ装置のドライバの問題
  対処: 適切な Backup Exec テープドライバをロードしてドライバをインストールする。最新の Backup Exec テープドライバはベリタス テクニカルサポートサイトからダウンロードする。
4. 原因: SCSI コントローラの wide negotiation が有効(enable)になっている
  対処: SCSI コントローラメーカのセットアッププログラムを使用して SCSI コントローラの wide negotiation を無効(disable)にする。
5. 原因: SCSI コントローラの wide negotiation 設定
  対処: 装置が wide(68 ピン)SCSI 装置である場合は、wide negotiation を使用する。
装置が narrow(50 ピン)SCSI 装置である場合は、wide negotiation を無効(disable)にする。
6. 原因: SCSI コントローラの転送速度が速すぎる
  対処: SCSI コントローラメーカのセットアッププログラムを使用して SCSI コントローラの転送速度を下げる。
7. 原因: SCSI コントローラの synchronous negotiation が有効(enable)になっている
  対処: SCSI コントローラメーカのセットアッププログラムを使用してテープ装置に対する synchronous negotiation を無効(disable)にする。
8. 原因: 間違った SCSI 終端状態、または SCSI ケーブルの不良
  対処: SCSI ケーブルが正常であること、および適切な SCSI 終端状態になっていることを確認する。active termination と passive termination を混在させないようにする。
9. 原因: テープ装置が正常に機能していない
  対処: テープ装置のハードウェア状態をテストする。
10. 原因: テープヘッドの設置の問題
  対処: テープ装置を交換する、あるいはハードウェアメーカーのサポートを受ける。
11. 原因: 一般的な SCSI の問題
  対処: それぞれのコントローラカード上でテープ装置を分離する。

【参照】 ベリタス 技術情報 J010-100586 / J192216

posted by w@ko at 21:27|  ・Backup Exec | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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