Windows XP/2003 の TCP/IP 構成オプションとして代替の構成機能がある。
モバイルコンピュータユーザーは、代替の構成機能を使用して、TCP/IP 設定を手動で再設定せずに、オフィスと自宅の両方のネットワークでシームレスな操作を維持することができる。この機能は、DHCP サーバーが見つからない場合に、TCP/IP が代替の構成を使用するように指定する。代替の構成機能は、複数のネットワークでコンピュータを使用しており、これらのネットワークの中に DHCP サーバーが使われていないものがあり、さらに自動プライベートインターネットプロトコル(IP)アドレス設定を使用したくない場合に役立つ。
オフィスと自宅でモバイルコンピュータを使用する場合に、代替の構成機能を利用できる。オフィスでは、DHCP 割り当ての TCP/IP 設定が使われ、自宅(DHCP サーバーにアクセスしない場所)では、自動的に代替の構成が使われる。
○ 操作方法
代替の構成機能を使用するには、以下の手順で操作する。
1. | [スタート]メニューで、[コントロールパネル]をクリックする |
2. | [ネットワークとインターネット接続]をクリックする |
3. | [ネットワーク接続]をクリックする |
4. | 設定しようとするローカルエリアネットワーク(LAN)または高速インターネット接続を右クリックし、[プロパティ]をクリックする |
5. | [インターネットプロトコル(TCP/IP)]をクリックし、[プロパティ]をクリックする |
6. | [代替の構成]タブをクリックする |
7. | ユーザー構成を選択する |
8. | 代替の IP 構成を入力し、[OK]ボタンをクリックする |
【参照】 マイクロソフト 技術情報 283676