Windows 98 や Windows Me で問題が起きた場合は、現象の切り分けのためにコンピュータをクリーンブートする。クリーンブートによるトラブルシューティングは、コンピュータの環境が原因で起こる可能性のある種々の現象を減らすために使用する。
○ 操作方法
Windows 98 または Windows 98 Second Edition ベースのコンピュータでクリーンブートを実行するには、以下の手順で行う。
1. | [スタート]→[ファイル名を指定して実行]から「msconfig」と入力し実行する |
2. | [全般]タブの「起動オプションを選択する」にチェックし、「CONFIG.SYS ファイルを処理する」以下のチェックボックスをすべて解除する |
3. | [OK]をクリックして変更を保存する |
4. | システムを再起動する |
Windows Me ベースのコンピュータでクリーンブートを実行するには、以下の手順で行う。
1. | [スタート]→[ファイル名を指定して実行]から「msconfig」と入力し実行する |
2. | [全般]タブの「起動オプションを選択する」にチェックし、「SYSTEM.INI ファイルを処理する」以下のチェックボックスをすべて解除する |
3. | [スタートアップ]タブをクリックし、「*StateMgr」のみチェックし、それ以外のチェックをすべて解除する |
4. | [OK]をクリックして変更を保存する |
5. | システムを再起動する |
アンチウイルスソフトウェアをコンピュータにインストールしている場合、上記のクリーンブート手順では一時的にアンチウイルスソフトウェアが使用できなくなる可能性がある。ウイルスセットアップ中の潜在的な競合を回避するために、アンチウイルスソフトウェアをアンインストールすることが推奨される。また、アンチウイルスソフトウェアをアンインストールする前にソフトウェアの供給元に確認して、使用中のコンピュータをウイルスに対して無防備にしないようにすることが推奨される。
【参照】 マイクロソフト 技術情報 310064