システムログに以下のエラーが記録されることがある。
ソース | : | MRxSmb |
イベント ID | : | 8003 |
種類 | : | エラー |
説明 | : | マスタブラウザは、自分がトランスポート NetBT_Tcpip_{ドメインUID のドメインのマスタブラウザであると認識している別のコンピュータ コンピュータ名 からサーバーアナウンスを受信しました。マスタブラウザが停止しているか、またはブラウザの選択中です。 |
ネットワーク上の共有資源の情報を把握、管理しているマスタブラウザが原因。複数のマシンがマスタブラウザになろうとした場合にこのようなエラーが発生する。
このエラーは、電源のオフやネットワーク機器の故障などにより、マスタブラウザだったマシンが一時的にネットワークから切断されていたような場合に発生する。マスタブラウザがいなくなった場合は他のマシンがマスタブラウザに昇格する。この状況でマスタブラウザだったマシンが再び接続すると、上記のエラーが発生する。
ただ、このエラーが発生しても、マスタブラウザの選定作業が実施されるだけで、動作には特に問題ない。
○ 対処方法
エラーを起こしているコンピュータとエラーが指し示すコンピュータを再起動する。ただしその際に他のコンピュータが起動しているとそのコンピュータがマスタブラウザになってしまう可能性があるため、最終的にはすべてのコンピュータを一度シャットダウンした上で、マスタブラウザになるべきコンピュータから起動することが望ましい。
Windows のデフォルトでは自分がマスタブラウザになれるような設定になっている。そのため、マシンを立ち上げるたびにブラウザの選定作業に参加してしまう。あらかじめマスタブラウザにならないことがわかっているマシンでは、以下の方法でマスタブラウザにならないように設定することもできる。
− | Windows 95/98/Me の場合 | |
⇒ | [コントロールパネル]→[ネットワーク]→[Microsoft ネットワーク共有サービス]→[プロパティ]の[ブラウズマスタ]の[値]を「無効」にする | |
− | Windows NT/2000/XP/2003 の場合 | |
⇒ | レジストリの HKEY_LOCAL_MACHINE¥SYSTEM¥CurrentControlSet¥Services
¥Browser¥Parameters にある MaintainServerList の値を「No」にする |
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※ レジストリ操作は自己責任の範囲下において操作願います。 |
ただし、マスタブラウザは1つのワークグループに最低1つ以上は必要であるため、無効にする場合は注意する必要がある。