2006年05月31日

Windows IP アドレスの競合

ネットワーク上で同じ IP アドレスが設定されたコンピュータが複数存在すると IP アドレスが競合し、ネットワークに接続できない。この場合、通常はコンピュータ側で競合を検知し、何らかのメッセージを表示する。

Windows 2000/XP/2003 では、システム起動時に次のようなメッセージが表示される。

Windows - システムエラー
ネットワーク上の別のシステムと競合する IP アドレスを検出しました。ローカルインターフェイスは無効です。詳細については、システムイベントログを参照してください。

または、次のように表示される。

Windows - システムエラー
ネットワーク上の別のシステムと競合する IP アドレスがあります。

Windows NT の場合は、次のように表示される。

システムプロセス - システムエラー
システムは、ネットワーク上の別のシステムと競合する IP アドレスを検出しました。ローカルインターフェイスは無効です。詳細については、システムイベントログを参照してください。この問題を解決するには、ネットワーク管理者に相談してください。

これらのメッセージが表示された場合、システムログには次のイベントが記録される。

種類 : エラー
ソース : Tcpip
イベント ID : 4198
説明 : IP アドレス XXX.XXX.XXX.XXX とシステムネットワークハードウェアアドレス YY:YY:YY:YY:YY:YY が重複しているのを、検出しました。ローカルインターフェイスは無効になりました。

また、IP アドレスを手動で構成した場合には次のようなメッセージが表示される。

Microsoft TCP/IP
今構成された静的 IPアドレスは、既にネットワーク上で使われています。別の IP アドレスに構成し直してください。

Windows 98/Me では、システム起動時に次のようなメッセージが表示される。

Windows
IP アドレス XXX.XXX.XXX.XXX は、ハードウェアのアドレスが YY:YY:YY:YY:YY:YY に設定してあるシステムと競合していることが、検出されました。インターフェイスは使用不可にされています。

この状況ではネットワークインターフェイスの状態が無効になっているため、IP アドレスを確認すると 0.0.0.0 と表示される。Windows XP/2003 のネットワーク接続状態画面では、「アドレスの種類」に「無効な IP アドレス」と表示される。

IP アドレスはネットワーク上でユニークである必要がある。上記症状が発生した場合は問題となっているコンピュータを特定し、IP アドレスの設定に問題がないか確認する必要がある。

原因としては、以下のケースが考えられる。

手動で構成した IP アドレスの設定ミス
  他のコンピュータに割り当てられた IP アドレスを割り当て
  DHCP 環境で DHCP スコープ内の IP アドレスを割り当て
DHCP サーバーの設定ミス
  DHCP スコープの設定ミス
  スコープの重なる DHCP サーバーの併存(既に DHCP が立っている環境に別の DHCP が立っている)
DHCP サーバーの動作不良
○ 対処方法

クライアント側の設定に問題がある場合は、状況に応じて以下の対処を行う。

手動で IP を構成している場合
  IP アドレスを他のコンピュータと重複しないアドレスに変更する
  DHCP 環境の場合は IP アドレスを自動取得するよう変更する
DHCP からアドレスを取得している場合
  IP アドレスを再取得する

DHCP サーバーに問題がある場合(クライアント側の設定に問題がない場合)は、DHCP サーバーの設定を確認する。または、クライアント側で DHCP サーバーのアドレスを確認し、正しい DHCP サーバーからアドレスを取得できているか確認する。

posted by w@ko at 23:03|  ・Windows一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月30日

Windows IP アドレスを再取得する方法

DHCP から取得した IP アドレスを更新する場合、または正しく取得できていない場合に再取得する必要があるときは、以下の方法で IP 構成情報を修復する(書き換える)。

○ ネットワーク接続状態画面での操作方法(Windows XP/2003 のみ)
1. ネットワーク接続の状態画面を開く
2. [サポート]タブを開く
3. [修復]ボタンをクリックする
○ IP 設定(Winipcfg/Wntipcfg)画面での操作方法
1. IP 設定(Winipcfg/Wntipcfg)画面を開く
2. ネットワークアダプタ(NIC)が複数ある場合は、「Ethernet アダプタ情報」(Wntipcfg の場合「Ethernet Adapter Information」、以下同じ)の最上段のドロップダウンリストで対象の NIC を選択する
3. [すべて書き換え]([Renew All])ボタンをクリックする
  うまくいかない場合は、一度[すべて解放]([Release All])ボタンをクリックしてから[すべて書き換え]ボタンをクリックする
○ ipconfig コマンドでの操作方法
ipconfig コマンドを、/renew オプションをつけて実行する
  うまくいかない場合は、/release オプションをつけて実行してから /renew オプションを実行する
posted by w@ko at 22:02|  ・Windows一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月29日

Windows ファイル名が「.」で始まるファイルを作成する方法

Windows のエクスプローラではファイル名が「.」(ドット)から始まるファイルを作成できない。この場合、以下のいずれかのコマンドを使用することで、Windows 上で作成することができる。

一旦別の名前でファイルを作成し、rename コマンドを使用して目的のファイル名に変更する
      rename [ドライブ:][パス]現在のファイル名 変更後のファイル名
edit コマンドを使用して起動したエディタでファイルを作成する(Windows 95/98/Me のみ)
posted by w@ko at 21:33|  ・Windows一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月26日

Windows NT/2000/XP/2003 印刷完了通知を表示させないようにする方法

ネットワークプリンタで印刷ジョブを完了するたびに印刷終了通知メッセージが表示されることがある。場合によっては印刷をかけていないクライアント上に表示されることがある。

既定の設定では、Windows NT/2000/XP/2003 のプリントサーバーからクライアントへ印刷終了通知を送信するようになっている。また、Windows NT/2000/XP/2003 コンピュータの場合、既定で Messenger サービスが起動しているため、このメッセージを受信するようになっている。なお、Windows 95/98/Me コンピュータの場合は Messenger サービスが起動していないため、既定でこのメッセージを受信することはない。

通常は、印刷をかけたユーザーの元に通知を送信する。しかし、ネットワーク上に同名のユーザー、またはユーザー名と同じコンピュータ名(NetBIOS 名)を持つコンピュータが存在する場合、印刷をかけていないコンピュータに送信されることがある。これは Messenger サービスがログオンユーザーとコンピュータ名を区別できないためである。

このメッセージを表示させなくする方法は2通りある。一つはサーバー側で印刷通知を無効に設定にするもので、これですべてのクライアントに対して通知メッセージが送信されなくなる。もう一つはクライアント側で Messenger サービスを無効に設定するもので、これにより設定したコンピュータで通知メッセージを受信しなくなる。ただし、サービスの停止により Messenger サービスを使用する他のメッセージも受信しなくなる。

○ 操作方法(サーバーでの印刷通知設定)

ネットワークプリンタのプリントサーバーで印刷終了通知の送信を停止するには、以下の手順で操作する。

1. ローカルコンピュータの管理者権限でログオンする

2. [スタート]→[設定]→[プリンタ](Windows NT 4.0/2000 の場合)または[プリンタと FAX](Windows XP/2003 の場合)を開く
3. [ファイル]→[サーバーのプロパティ]を開く
4. [詳細設定]タブを開く
5. 以下のオプションのチェックをはずす
  Windows NT 4.0/2000: [リモートドキュメントの印刷が終了したら通知する]
  Windows XP/2003: [ローカルプリンタの情報を通知する]および[ネットワークプリンタの情報を通知する]
6. [OK]ボタンをクリックする
7. 印刷スプーラサービスを再起動する。サービス名は以下の通り
  Windows NT 4.0: Spooler
  Windows 2000/XP/2003: Print Spooler

なお、Windows NT 3.51 ではレジストリ操作によって設定を変更する。詳細はマイクロソフト 技術情報 122160 を参照。

○ 操作方法(クライアントでの Messenger サービス設定)

クライアント側で設定する場合は、「Messenger」サービスを停止し、「スタートアップの種類」を「無効」に設定する

【参照】 マイクロソフト 技術情報 122160 / 308217 / 879670
          マイクロソフト TechNet 「印刷完了時のユーザーへの通知を有効または無効にする」
          @IT Windows TIPS 「プリント通知メッセージを非表示にする方法」
          Windows FAQ.

posted by w@ko at 23:36|  ・Windows一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月25日

Windows NT/2000/XP/2003 サービスの操作方法

各種 Windows サービスは通常、「開始」(稼働中)状態と「停止」状態のいずれかである。また「スタートアップの種類」でサービスを起動するタイミングを設定することができる。

自動 システム起動時に開始される
手動 システム起動時には単独で開始されないが、依存関係にあるサーバーによって開始される場合がある
手動で開始できる
無効 開始できない

サービスを操作するには、以下の手順で行う。

○ サービスコンソールでの操作方法(Windows 2000/XP/2003 の場合)

サービスコンソール画面を起動するには以下のいずれかの方法で行う。

[マイコンピュータ]を右クリックし、[管理]を開き、左ペインから[コンピュータの管理 (ローカル)]→[サービスとアプリケーション]→[サービス]を開く
[スタート]→[設定]→[コントロールパネル]→[管理ツール]→[サービス]を開く
[スタート]→[プログラム](または[すべてのプログラム])→[管理ツール]→[サービス]を開く

開始状態のサービスを手動で停止するには、目的のサービスを右クリックし、[停止]を選択する。再起動目的であれば同じく[再起動]を選択する(いずれの場合も依存関係にあるサービスがある場合は、確認メッセージが表示されるので、[はい]ボタンをクリックする)。停止状態のサービスを開始するには同じく[開始]を選択する。

スタートアップの種類を変更するには、目的のサービスをダブルクリックし、[全般]タブの[スタートアップの種類]で設定する。

○ サービスコンソールでの操作方法(Windows NT 4.0 の場合)

サービスコンソール画面を起動する方法は以下の通り。

[スタート]→[設定]→[コントロールパネル]→[サービス]

開始状態のサービスを手動で停止するには、目的のサービスを選択し、[停止]ボタンをクリックする(このときサービスを停止してよいか確認メッセージが表示されるので、[はい]ボタンをクリックする。また、依存関係にあるサービスがある場合は、その確認メッセージが表示されるので、[OK]ボタンをクリックする)。停止状態のサービスを開始するには同じく[開始]をクリックする。

スタートアップの種類を変更するには、目的のサービスを選択し、[スタートアップ]ボタンをクリックする。[スタートアップの種類]を選択し、[OK]ボタンをクリックする。

○ コマンドでの操作方法

コマンドラインでサービスを操作することもできる。

・サービスの停止
      net stop サービス名

・サービスの開始
      net start サービス名

また、Windows XP/2003 で標準で用意されている sc コマンドでも操作可能である(Windows 2000 ではリソースキットに含まれている)。

・サービスの停止
      sc stop サービス名

・サービスの開始
      sc start サービス名

sc コマンドを使用すれば、net コマンドでは実行できないサービス状態の参照や各種設定が行える。

posted by w@ko at 22:48|  ・Windows一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月24日

Backup Exec 巡回冗長検査(CRC)エラーでバックアップに失敗する

バックアップまたはベリファイに失敗し、原因としてデータエラー (巡回冗長検査 (CRC) エラー) が報告される場合がある。

通常、ジョブログおよびジョブ履歴には以下のようなエラーが報告される。

・ジョブログ
最終エラーコード: 00000017 HEX
最終エラーの説明: データエラー (巡回冗長検査 (CRC) エラー) です。
最終エラーカテゴリ: その他のエラー
ジョブログ中のエラーテキスト:
バックアップデバイス "デバイス名" が、メディアへのデータ書き込み要求のエラーを返しました。
エラー: データエラー (巡回冗長検査 (CRC) エラー) です。
※ジョブログ中にエラーの報告がなく、「最終エラー」以外にジョブログの中で報告されない場合がある。
 
・ジョブ履歴
エラーコード: 17 HEX
エラーの説明: データエラー (巡回冗長検査 (CRC) エラー) です。
最終エラーカテゴリ: その他のエラー

または以下のエラーが表示される。

・ジョブログ
最終エラーコード: a00084f9 HEX
最終エラーの説明: Backup Exec のジョブエンジンとリモートエージェント間で通信障害が発生しました。
最終エラーカテゴリ: リソースエラー
ジョブログ中のエラーテキスト:
"バックアップデバイス デバイス名" が、メディアへのデータ書き込み要求のエラーを返しました。
エラー: データエラー (巡回冗長検査 (CRC) エラー) です。

Backup Exec 7.x の場合は BackupExec のログファイルにエラーメッセージ「データエラー(cyclic redundancy check:CRC エラー)」が出る。

Storage device "[]" reported an error on a request to read/write data to/from media.
○ 原因および対処方法

巡回冗長検査 (CRC) エラーは、Backup Exec がメディアにデータを書き込むことができなかったか、メディアからデータを読み込むことができなかったことを示している。
このエラー自体は一般的なもので、以下のように多くの要因によって引き起こされる。

1. 原因: テープ装置の読み取り/書き込みヘッドの汚れ
  対処: テープ装置のクリーニングを場合によっては何度か実行する。クリーニングメディアが破損または最後まで使い切った場合はメディアを交換する。
2. 原因: バックアップメディアが消耗している、または破損している
  対処: メディアを新品のものに交換する。また、メディアはハードウェアメーカーで保証されているものを使用する。
3. 原因: テープ装置のドライバの問題
  対処: 適切な Backup Exec テープドライバをロードしてドライバをインストールする。最新の Backup Exec テープドライバはベリタス テクニカルサポートサイトからダウンロードする。
4. 原因: SCSI コントローラの wide negotiation が有効(enable)になっている
  対処: SCSI コントローラメーカのセットアッププログラムを使用して SCSI コントローラの wide negotiation を無効(disable)にする。
5. 原因: SCSI コントローラの wide negotiation 設定
  対処: 装置が wide(68 ピン)SCSI 装置である場合は、wide negotiation を使用する。
装置が narrow(50 ピン)SCSI 装置である場合は、wide negotiation を無効(disable)にする。
6. 原因: SCSI コントローラの転送速度が速すぎる
  対処: SCSI コントローラメーカのセットアッププログラムを使用して SCSI コントローラの転送速度を下げる。
7. 原因: SCSI コントローラの synchronous negotiation が有効(enable)になっている
  対処: SCSI コントローラメーカのセットアッププログラムを使用してテープ装置に対する synchronous negotiation を無効(disable)にする。
8. 原因: 間違った SCSI 終端状態、または SCSI ケーブルの不良
  対処: SCSI ケーブルが正常であること、および適切な SCSI 終端状態になっていることを確認する。active termination と passive termination を混在させないようにする。
9. 原因: テープ装置が正常に機能していない
  対処: テープ装置のハードウェア状態をテストする。
10. 原因: テープヘッドの設置の問題
  対処: テープ装置を交換する、あるいはハードウェアメーカーのサポートを受ける。
11. 原因: 一般的な SCSI の問題
  対処: それぞれのコントローラカード上でテープ装置を分離する。

【参照】 ベリタス 技術情報 J010-100586 / J192216

posted by w@ko at 21:27|  ・Backup Exec | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月23日

Windows NT 高度な暗号化のシステムにサービスパックをインストールできない

Internet Explorer 高度暗号化パックまたは Internet Explorer 5.5 以降が既にインストールされている Windows NT 4.0 のコンピュータに Service Pack 6a(SP6a)をインストールしようとすると、次のようなメッセージが表示されてインストールできない場合がある。

標準の暗号化バージョンの Service Pack を、高度な暗号化のシステムにインストールするよう選択しました。これはサポートされていません。このバージョンの Service Pack をインストールするには、高度な暗号化バージョンをインストールする必要があります。この Service Pack の高度な暗号化バージョンの入手方法については、[ヘルプ] をクリックしてください。Service Pack セットアップを終了します。

この問題は、Internet Explorer 高度暗号化パックと Internet Explorer 5.5 以降によってインストールされた Schannel.dll ファイルを、サービスパックのインストールプログラムが上書きすることができないために発生する。Windows NT 4.0 Service Pack 6a は標準の暗号化(56 ビット)バージョンであるため、高度暗号化(128 ビット)に対応できない。

○ 対処方法

この問題を回避し、バージョン番号のスキャナが Schannel.dll ファイルのバージョンを比較しないようにするには、以下の手順を実行する。

〔サービスパックの CD-ROM からインストールする場合〕

1. サービスパックの CD-ROM 内の I386 フォルダをすべてローカルのハードディスクにコピーする
2. サービスパックのソースフォルダ内の I386¥Update フォルダにある Update.inf ファイルを右クリックし[プロパティ]を開く
3. [読み取り専用]のチェックを外し、[OK]をクリックする
4. Update.inf ファイルをダブルクリックし、テキストエディタ(メモ帳等)で開く
5. Update.inf ファイルの [CheckSecurity.System32.files] セクションで、Schannel.dll ファイルに対する参照の前にセミコロン(;)を置く
  変更前) [CheckSecurity.System32.files]
                Schannel.dll
  変更後) [CheckSecurity.System32.files]
                ;Schannel.dll
6. Update.inf ファイルを保存してから閉じる
7. サービスパックのソースファイルの Update フォルダにある Update.exe ファイルをダブルクリックしてインストールを開始する

〔サービスパックの圧縮ファイルからインストールする場合〕

1. プログラムにスイッチ /x を使用してプログラムファイルを展開する
      例) sp6full_i386.exe /x
2. 展開したサービスパックのインストールフォルダ内の I386¥Update フォルダにある Update.inf ファイルをダブルクリックし、テキストエディタ(メモ帳等)で開く
3. Update.inf ファイルの [CheckSecurity.System32.files] セクションで、Schannel.dll ファイルに対する参照の前にセミコロン(;)を置く
  変更前) [CheckSecurity.System32.files]
                Schannel.dll
  変更後) [CheckSecurity.System32.files]
                ;Schannel.dll
4. Update.inf ファイルを保存してから閉じる
5. サービスパックのソースファイルの Update フォルダにある Update.exe ファイルをダブルクリックしてインストールを開始する

【参照】 マイクロソフト 技術情報 250867

posted by w@ko at 21:26|  ・Windows一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月22日

Windows NT/2000/XP/2003 コマンドプロンプトが文字化けする

デュアルブートの Windows 95/98/Me で、MS-DOS プロンプトのカスタマイズを行うと、Windows NT/2000/XP/2003 のコマンドプロンプトが上記のように化けることがある(以下は Windows 2000 の例)。

Microsoft Windows 2000 [Version 5.00.2195]
(C) Copyright 1985-2000 Microsoft Corp.

↵[;37;0;40mC:¥>


これは Windows 95/98/Me 側で環境変数「Prompt」が書き換えられたためである。Windows NT/2000/XP/2003 は過去のアプリケーションとの互換性を維持するために、Autoexec.bat を処理するため、Autoexec.bat に(Windows NT/2000/XP/2003 にとって)不正な Prompt が設定されると問題が発生する。

○ 対処方法

復旧するには、以下の手順で Autoexec.bat を直接書き換える。

1. [スタート]→[ファイル名を指定して実行]を開く
2. [名前]ボックスに以下のように入力し、[OK]ボタンをクリックする
      notepad C:¥autoexec.bat
3. 「Set Prompt=」で始まる行を探し、以下のように修正する
      Set Prompt=$p$g
4. 変更を保存してメモ帳を閉じる
5. システムを再起動する

問題が継続する場合は、以下の手順で環境変数を変更する。

1. [マイコンピュータ]を右クリックし、[プロパティ]を選択する
2. 以下の場所から環境設定画面を開く
  Windows NT: [環境]タブを開く
  Windows 2000: [詳細]タブを開き[環境変数]ボタンをクリックする
  Windows XP/2003: [詳細設定]タブを開き[環境変数]ボタンをクリックする
3. 以下の手順で環境変数を確認し、「Prompt」の設定が「$P$G」となっているか確認する
  Windows NT: [システム環境変数]から「Prompt」を選択し、[値]ボックスを確認する
  Windows 2000/XP/2003: [システム環境変数]から「Prompt」をダブルクリックし、[変数値]ボックスを確認する

【参照】 Windows FAQ.
          MONYO-COM

posted by w@ko at 21:37|  ・Windows一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月19日

Windows 2000 レジストリファイルアンロードエラー(Userenv 1000)

Windows 2000 で Msinfo32.exe または Winmsd.exe を実行し、システム情報をファイルに保存しその後ログオフすると、次のエラーがアプリケーションログに記録されることがある。

ソース : Userenv
イベントID : 1000
説明 : レジストリファイルをアンロードできません。移動プロファイルがある場合は、設定は複製されません。管理者に問い合わせてください。
詳細 - アクセスが拒否されました。ビルド番号は ((2195)) です。

このエラーが発生すると、ユーザープロファイルは設定のアンロードと保存ができなくなる。

○ 対処方法

この問題を解決するには、Windows 2000 の最新のサービスパックを適用する。

【参照】 マイクロソフト 技術情報 285192

posted by w@ko at 22:22|  ・Windows一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月18日

Windows XP Home Edition バックアップユーティリティ(NTBackup)を使用する方法

Windows XP Home Edition には標準ではバックアップユーティリティ(NTBackup)がインストールされない。使用したい場合は以下の手順でインストールする必要がある。

○ 操作手順
1. Windows XP Home Edition のインストール CD-ROM をセットする
2. エクスプローラ等で CD-ROM 内の以下のフォルダを開く
    CD ドライブ:¥VALUEADD¥MSFT¥NTBACKUP
3. フォルダ内の ntbackup.msi ファイルをダブルクリックする
4. バックアップユーティリティのインストールウィザードが起動する。ウィザード完了の画面が出たら[完了]ボタンをクリックする

注: Windows XP がプレインストールされている一部メーカーの OEM コンピュータを使用している場合、ハードディスクまたはリカバリ CD-ROM 上に VALUEADD フォルダが存在しないことがある。この場合、バックアップユーティリティを追加することはできない。

注: Home Edition にはバックアップユーティリティが標準で組み込まれていないため、ASR(自動システム回復)はサポートされない。

【参照】 マイクロソフト 技術情報 302894 / 320820 / 880948
          @IT Windows TIPS 「Windows XP Home Edition でバックアップ・ツールを使う」
          Windows FAQ.

posted by w@ko at 21:55|  ・Windows一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月17日

Windows XP 「簡易ファイルの共有」を使用した共有設定方法

Windows XP では、ドメイン環境を除き、既定で「簡易ファイルの共有」が有効になっている。この機能を使用すると、ワークグループやネットワーク上のすべてのユーザーに対してフォルダを共有したり、または自分のユーザープロファイル内のフォルダを個人用に設定することができる。設定項目がすべて[共有]タブに集約され、[セキュリティ]タブは存在しない。

設定画面が簡易化されているため、細かい設定を行わずともフォルダ共有ができる。ただし、操作面では拡張性や柔軟性に欠け、セキュリティ面でも強度が落ちるため推奨はできない。

なお、Professional では解除することも可能である。

○ 操作方法(初期設定)

「簡易ファイルの共有」を使用して共有設定を行うには、目的のフォルダを右クリックし[共有とセキュリティ]を選択する(または[プロパティ]を選択し[共有]タブを開く)。「簡易ファイルの共有」が有効になっているコンピュータで、初めてフォルダの共有設定を行う場合に限り、ここで以下のような画面が表示される。こちらは、共有設定を行うことによる危険性を事前に警告するための措置である。共有を行う場合は、[危険を認識した上で、ウィザードを使わないでファイルを共有する場合はここをクリックしてください。]のリンクをクリックする。

splshd2.jpg

すると[ファイル共有の有効]警告メッセージが表示される。ここでは[ファイル共有を有効にする]を選択し、[OK]ボタンをクリックする。

splshd3.jpg

なお、上記設定とは関係なくルートドライブの共有設定を行う場合も、最初は以下のような画面が表示される。こちらも同様に[危険を認識した上でドライブのルートを共有する場合はここをクリックしてください。]のリンクをクリックする。

splshd4.jpg

○ 操作方法

初期設定を行って以降は以下のような画面となる。

splshd1.jpg

共有を行うには以下のように設定する。

[ネットワーク上でこのフォルダを共有する]: 有効にする
[共有名]: 共有名を指定する(既定でフォルダ名が入力される)
[ネットワークユーザーによるファイルの変更を許可する]: ネットワーク上からフォルダ内のファイルの変更を許可する場合に有効にする
posted by w@ko at 22:20|  ・Windows一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月16日

Windows XP 「簡易ファイルの共有」を解除する方法

Windows XP では、ドメイン環境を除き、既定で「簡易ファイルの共有」が有効になっている。この機能を使用すると、ワークグループやネットワーク上のすべてのユーザーに対してフォルダを共有したり、または自分のユーザープロファイル内のフォルダを個人用に設定することができる。設定項目がすべて[共有]タブに集約され、[セキュリティ]タブは存在しない。

設定画面が簡易化されているため、細かい設定を行わずともフォルダ共有ができる。ただし、操作面では拡張性や柔軟性に欠け、セキュリティ面でも強度が落ちるため推奨はできない。

Professional では「簡易ファイルの共有」を無効にすることで、Windows 2000 のように[セキュリティ]タブを使用した詳細なセキュリティ設定が可能となる。

Home Edition では「簡易ファイルの共有」を無効にすることはできない(下記の設定項目自体が存在しない)。ただしセーフモードで起動すれば Windows 2000 並みの詳細なセキュリティ設定が可能である。また、通常モードでも CACLS コマンドを使用したアクセス権設定は可能である。

○ 操作方法

Professional では以下の方法で「共有ファイルの共有」を無効化する。

1. [スタート]→[プログラム](または[すべてのプログラム])→[アクセサリ]→[エクスプローラ]を開く
2. [ツール]→[フォルダオプション]を開く
3. [表示]タブを開く
4. [詳細設定]から[簡易ファイルの共有を使用する (推奨)]のチェックを外し、[OK]ボタンをクリックする

【参照】 マイクロソフト 技術情報 304040 / 307874 / 883007

posted by w@ko at 20:33|  ・Windows一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月15日

Windows XP NetBEUI プロトコルのインストール方法

マイクロソフトは Windows XP での NetBEUI プロトコルの使用をサポートしていないため、Windows XP には標準で NetBEUI プロトコルはインストールされない。

ただし下位互換の目的で、Windows XP CD-ROM 内に NetBEUI プロトコルを追加するために必要なファイルが含まれており、こちらを使ってインストールができる。

○ 操作方法

Windows XP マシンに NetBEUI プロトコルをインストールするには以下の手順で行う。

1. Windows XP の CD-ROM を挿入する
2. エクスプローラ等を開き、CD-ROM 内の VALUEADD¥MSFT¥NET¥NETBEUI フォルダ内の以下のファイルを指定の場所にそれぞれコピーする
 
ファイル名 コピー先パス
netnbf.inf %SystemRoot%¥Inf
nbf.sys %SystemRoot%¥System32¥Drivers
  Inf フォルダは既定で隠しフォルダになっている。
3. [マイネットワーク]を右クリック→[プロパティ]、もしくは[スタート]→[コントロールパネル](→[ネットワークとインターネット接続])→[ネットワーク接続](または[ネットワークとダイヤルアップ接続])を開く
4. 「ネットワーク接続」ダイアログの中から NetBEUI プロトコルを選択したい接続アイコン([ローカルエリア接続]など)を右クリックし、[プロパティ]を選択する
5. 接続のプロパティダイアログで[全般]タブを選択し、[インストール]ボタンをクリックする
6. 「ネットワークコンポーネントの種類」ダイアログで「プロトコル」を選択し、[追加]ボタンをクリックする
7. 「ネットワークプロトコルの選択」ダイアログで「ネットワークプロトコル」欄から「NetBEUI プロトコル」を選択し、[OK]ボタンをクリックする
8. [閉じる]ボタンをクリックする
9. システムを再起動する

注: Windows XP がプレインストールされている一部メーカーの OEM コンピュータを使用している場合、ハードディスクまたはリカバリ CD-ROM 上に VALUEADD フォルダが存在しないことがある。この場合、NetBEUI プロトコルを追加することはできない。

【参照】 マイクロソフト 技術情報 301041 / 880449
          @IT Windows TIPS 「Windows XP で NetBEUI プロトコルを利用する方法」

posted by w@ko at 22:40|  ・Windows一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。