2006年02月26日

Outlook Express メールデータのバックアップと復元方法

Outlook Express 5/6 でメールデータのバックアップおよび復元を行うには、以下の手順で行う。

○ メールデータのバックアップ方法
1. Outlook Express を起動する
2. Outlook Express 上で複数ユーザーを使用している場合、[ファイル]→[ユーザーの変更]または[ユーザーの切り替え]で目的のユーザーに切り替えておく
3. [ツール]→[オプション]を選択する
4. [メンテナンス]タブを開き、[保存フォルダ]ボタンをクリックする
5. [保存場所]ダイアログに表示されるパスをコピーして[OK]ボタンをクリックする
  [Ctrl]+[A]キーを押してパスをすべて選択した後[Ctrl]+[C]キーを押してコピーする
  デフォルトの保存パスはこちらを参照
6. [OK]ボタンをクリックする
7. [スタート]→[ファイル名を指定して実行]を開く
8. [名前]欄に手順 5. でコピーしたパスを貼り付けて[OK]ボタンをクリックする
  [Ctrl]+[V]キーを押す
9. 「Outlook Express」フォルダの中すべてのファイルを(または「Outlook Express」フォルダ丸ごと)コピーする
10. 任意の場所に手順 9. でコピーしたファイルまたはフォルダを貼り付ける

ちなみに、[ファイル]→[エクスポート]でエクスポートしたデータは以下の方法で Outlook Express に復元することはできない。こちらは Microsoft Outlook や Exchange Server にデータを移行する場合に使用する。

○ メールデータの復元方法
1. Outlook Express を起動する
2. Outlook Express 上で複数ユーザーを使用している場合、[ファイル]→[ユーザーの変更]または[ユーザーの切り替え]で目的のユーザーに切り替えておく
3. [ファイル]→[インポート]→[メッセージ]を選択する
4. [プログラムの選択]画面で、一覧から「Microsoft Outlook Express 5」または「Microsoft Outlook Express 6」を選択、[次へ]ボタンをクリックする
5. [場所の指定]画面で[Outlook Express 5 ストアディレクトリからメールをインポートする]または[Outlook Express 6 ストアディレクトリからメールをインポートする]を選択して[OK]ボタンをクリックする
6. [メッセージの場所]画面で[参照]ボタンをクリックする
7. [フォルダの参照]ダイアログで、バックアップ時のファイルコピー先パスを指定して[OK]ボタンをクリックする
8. [次へ]ボタンをクリックする
9. [フォルダの選択]画面で復元したい範囲を指定し、[すべてのフォルダ]または[選択されたフォルダ]から必要なフォルダを選択し、[次へ]ボタンをクリックする
  [すべてのフォルダ]
  [選択されたフォルダ]:復元したいフォルダを選択
10. [インポートの完了]画面で[完了]ボタンをクリックする

上記方法以外にも、メールデータファイルそのものをバックアップファイルで上書きすることでも可能である。

【参照】 マイクロソフト 技術情報 270670 / 882809

posted by w@ko at 22:35|  ・IE/OE | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Office XP MOSearch エラー

Office XP をインストールした Windows マシンで MOSearch に関するエラーが発生し、場合によってはフリーズしてしまうことがある。エラーメッセージには以下のようなものがある。

MOSearch:
このプログラムは不正な処理を行ったので強制終了されます。
MOSearch のページ違反です。
モジュール: ファイル名 アドレス:アドレス
 
MOSearch:
MOSearch が原因で ファイル名 にエラーが発生しました。MOSearch は終了します。

このほか不審なハードディスクアクセスが頻繁に起こる症状が認められることがある。

MOSearch は Office XP に含まれるインデックスサービスである。Office 2000 の Find Fast 機能の新しいバージョンと同様の働きをし、インデックスの高速検索を実現する。インデックス検索は、Office XP のインデックスサービスを使って、ハードディスク上に Office ファイルのカタログを作成する。これによって、複数の Office アプリケーションにまたがる検索を行うことが可能となる。

ただし、これが定期的に働くことによって、Scan ディスクやデフラグがたびたび中断してしまうという不具合も引き起こす。この問題を解決するには、インデックス検索サービスを停止する。

○ 対処方法

インデックス検索サービスを停止するには、以下の手順で行う。

1. Office XP アプリケーションのいずれかを起動する
2. [ファイル]メニューの[検索]をクリックする
3. 右端に表示される[検索]ペインの[その他の検索オプション]の[インデックス検索を使用できます]の下に表示されている[検索オプション]をクリックする
  [インデックス検索がインストールされていません]と表示されている場合、インデックス検索サービスがインストールされていません。
4. [インデックスサービスの設定]ダイアログが表示される。既定で[はい、インデックスサービスを使用できるようにします]が選択されている
  インデックスサービスをオフにして、カタログファイルをそのままの状態にしておくには、[いいえ、インデックスサービスを開始しません]を選択して[OK]ボタンをクリックする
  または
  インデックスサービスをオフにして、カタログファイルを削除するには、[詳細設定]ボタンををクリックして、[削除]ボタンをクリックし、[はい]をクリックする
  Windows 2000 では、[操作]メニューに[削除]が表示される。カタログを選択して、[削除]をクリックする。

Windows 98/Me/XP の場合、以下の手順でもインデックスサービスを停止できる。

1. [スタート]→[ファイル名を指定して実行]を選択する
2. [名前]に「msconfig」と入力する
3. [システム設定ユーティリティ]ダイアログで[スタートアップ]タブをクリックする
4. 「MOSearch」のチェックをはずし、[OK]ボタンをクリックする
5. システムを再起動する

【参照】 マイクロソフト 技術情報 282106
          Windows.FAQ

posted by w@ko at 22:27| ●MS Office | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Windows コンピュータ名の変更およびワークグループ/ドメインへの参加設定方法

コンピュータ名やコンピュータの説明の変更、およびワークグループやドメインへの参加設定は以下の手順で行う。

Windows Server 2003 の場合
Windows XP の場合
Windows 2000 の場合
Windows NT 4.0 の場合
Windows 95/98/Me の場合
■ Windows Server 2003 の場合

[システムのプロパティ]ダイアログボックスの[コンピュータ名]タブから実行する。このタブを表示するには、次のいずれかの方法を使用する。

[マイコンピュータ]を右クリックし[プロパティ]を開く
[スタート]メニュー→([設定]→)[コントロールパネル]→[システム]を開く
○ コンピュータの説明の追加

[コンピュータ名]タブの[コンピュータの説明]ボックスに名前や説明を入力し、[適用]ボタンを押す。

○ コンピュータ名の変更およびドメインまたはワークグループへの参加設定

[コンピュータ名]タブで[変更]ボタンをクリックし、[コンピュータ名の変更]ダイアログボックスに情報を入力する。

コンピュータ名の指定
ドメインまたはワークグループへの参加設定およびドメイン/ワークグループ名の指定
プライマリ DNS サフィックスの指定 (⇒[詳細]ボタン)
  ドメインメンバシップの指定が必要なときに使用

なお、以上の操作を実行するには、コンピュータの管理者権限が必要となる。

(→ 記事先頭へ)

■ Windows XP の場合

[システムのプロパティ]ダイアログボックスの[コンピュータ名]タブから実行する。このタブを表示するには、次のいずれかの方法を使用する。

[マイコンピュータ]を右クリックし[プロパティ]を開く
[スタート]メニュー→([設定]→)[コントロールパネル]→([パフォーマンスとメンテナンス]→)[システム]を開く
○ コンピュータの説明の追加

[コンピュータ名]タブの[コンピュータの説明]ボックスに名前や説明を入力し、[適用]ボタンを押す。

○ コンピュータ名の変更およびドメインまたはワークグループへの参加設定

[コンピュータ名]タブで[変更]ボタンをクリックし、[コンピュータ名の変更]ダイアログボックスに情報を入力する。

コンピュータ名の指定
ドメインまたはワークグループへの参加設定およびドメイン/ワークグループ名の指定
  Home Edition はドメインに参加するように設計されてはいない。Home Edition から参加できるのはワークグループのみである。ドメインに参加するには、Professional 以上のバージョンを使用する。
プライマリ DNS サフィックスの指定 (⇒[詳細]ボタン)
  ドメインメンバシップの指定が必要なときに使用
○ ネットワーク ID ウィザード(Professional のみ)

上記タスクの実行方法に慣れていない場合や、実行方法がよくわからない場合は、「ネットワーク ID ウィザード」を使用する。[システムのプロパティ]ダイアログボックスで[ネットワーク ID]ボタンをクリックすると、「ネットワーク ID ウィザード」が起動する。

詳細は以下の技術情報を参照。

【参照】 マイクロソフト 技術情報 295017

なお、以上の操作を実行するには、コンピュータの管理者権限が必要となる。

(→ 記事先頭へ)

■ Windows 2000 の場合

[システムのプロパティ]ダイアログボックスの[コンピュータ名]タブから実行する。このタブを表示するには、次のいずれかの方法を使用する。

[マイコンピュータ]を右クリックし[プロパティ]を開く
[スタート]メニュー→[設定]→[コントロールパネル]→[システム]を開く
○ コンピュータの説明の追加

[ネットワーク ID]タブの[コンピュータの説明]ボックスに名前や説明を入力し、[適用]ボタンを押す。

○ コンピュータ名の変更およびドメインまたはワークグループへの参加設定

[ネットワーク ID]タブで[変更]ボタンをクリックし、[コンピュータ名の変更]ダイアログボックスに情報を入力する。

コンピュータ名の指定
ドメインまたはワークグループへの参加設定およびドメイン/ワークグループ名の指定
プライマリ DNS サフィックスの指定 (⇒[詳細]ボタン)
  ドメインメンバシップの指定が必要なときに使用
○ ネットワーク識別ウィザード(Professional のみ)

上記タスクの実行方法に慣れていない場合や、実行方法がよくわからない場合は、「ネットワーク識別ウィザード」を使用する。[システムのプロパティ]ダイアログボックスで[ネットワーク ID]ボタンをクリックすると、「ネットワーク識別ウィザード」が起動する。

詳細は以下の技術情報を参照。

【参照】 マイクロソフト 技術情報 882169

なお、以上の操作を実行するには、コンピュータの管理者権限が必要となる。

(→ 記事先頭へ)

■ Windows NT 4.0 の場合

コンピュータ名の変更やドメインへの参加設定は、[ネットワーク]ダイアログボックスの[識別]タブから実行する。このタブを表示するには、次のいずれかの方法を使用する。

[ネットワークコンピュータ]を右クリックし[プロパティ]を開く
[スタート]メニュー→[設定]→[コントロールパネル]→[ネットワーク]を開く
○ コンピュータ名の変更およびドメインまたはワークグループへの参加設定

[識別]タブで[変更]ボタンをクリックし、[識別の変更]ダイアログボックスに情報を入力する。

コンピュータ名の指定
ドメインまたはワークグループへの参加設定およびドメイン/ワークグループ名の指定
○ コンピュータの説明の追加

コンピュータの説明設定は、[サーバー]またはコンピュータのプロパティダイアログで行う。このダイアログを表示するには、次のいずれかの方法を使用する。

[スタート]メニュー→[設定]→[コントロールパネル]→[サーバー]を開く
[スタート]メニュー→[プログラム]→[管理ツール(共通)]→[サーバーマネージャ]を開き、一覧からローカルのコンピュータをダブルクリックする(Server のみ)

[サーバー]またはコンピュータのプロパティダイアログの[説明]ボックスに説明を入力し、[OK]ボタンをクリックする。

なお、以上の操作を実行するには、コンピュータの管理者権限が必要となる。

(→ 記事先頭へ)

■ Windows 95/98/Me の場合

[ネットワーク]ダイアログボックスで行う。このダイアログを表示するには、次のいずれかの方法を使用する。

[ネットワークコンピュータ]を右クリックし[プロパティ]を開く
[スタート]メニュー→[設定]→[コントロールパネル]→[ネットワーク]を開く
○ コンピュータ名の変更およびワークグループ情報の設定

[ユーザー情報]タブ(Windows 95 の場合)または[識別情報]タブ(Windows 98/Me の場合)に情報を入力する

コンピュータ名の指定
ワークグループ名の指定
コンピュータの説明の追加
○ ドメインへの参加設定

[ネットワークの設定]タブの[現在のネットワークコンポーネント]ボックスから[Microsoft ネットワーククライアント]を選択し、[プロパティ]ボタンをクリックする。[Microsoft ネットワーククライアントのプロパティ]ダイアログの[全般]に情報を入力する

ドメインに参加する場合は[Windows NT のドメインにログオンする]オプションにチェックを入れる
[Windows NT ドメイン]ボックスにログオン先ドメイン名を指定

なお、NT 系の Windows とは異なり、ワークグループおよびドメインへの参加は互いに排他的なものではない。そのため、ドメインに参加しながら、ドメイン名とはまったく別名のワークグループに所属することが可能である。その場合、ワークグループを参照した際に、ドメイン名とは別名のワークグループに所属することになる。これは混乱を招く可能性があるため、避ける方が望ましい。

(→ 記事先頭へ)

posted by w@ko at 22:20|  ・Windows一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Windows XP/2003 ネットワーク代替構成

Windows XP/2003 の TCP/IP 構成オプションとして代替の構成機能がある。

モバイルコンピュータユーザーは、代替の構成機能を使用して、TCP/IP 設定を手動で再設定せずに、オフィスと自宅の両方のネットワークでシームレスな操作を維持することができる。この機能は、DHCP サーバーが見つからない場合に、TCP/IP が代替の構成を使用するように指定する。代替の構成機能は、複数のネットワークでコンピュータを使用しており、これらのネットワークの中に DHCP サーバーが使われていないものがあり、さらに自動プライベートインターネットプロトコル(IP)アドレス設定を使用したくない場合に役立つ。

オフィスと自宅でモバイルコンピュータを使用する場合に、代替の構成機能を利用できる。オフィスでは、DHCP 割り当ての TCP/IP 設定が使われ、自宅(DHCP サーバーにアクセスしない場所)では、自動的に代替の構成が使われる。

○ 操作方法

代替の構成機能を使用するには、以下の手順で操作する。

1. [スタート]メニューで、[コントロールパネル]をクリックする
2. [ネットワークとインターネット接続]をクリックする
3. [ネットワーク接続]をクリックする
4. 設定しようとするローカルエリアネットワーク(LAN)または高速インターネット接続を右クリックし、[プロパティ]をクリックする
5. [インターネットプロトコル(TCP/IP)]をクリックし、[プロパティ]をクリックする
6. [代替の構成]タブをクリックする
7. ユーザー構成を選択する
8. 代替の IP 構成を入力し、[OK]ボタンをクリックする

【参照】 マイクロソフト 技術情報 283676

posted by w@ko at 22:18|  ・Windows一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Windows XP セットアップ中ファイルコピーエラー

インストール中に以下のエラーメッセージが表示される

ファイル名をコピーできません。
Windows XP CD-ROM のラベルのついた CD を CD-ROM ドライブに挿入して、[OK]をクリックしてください。フロッピーディスクなど、別の場所からファイルをコピーする場合も、[OK]をクリックしてください。
○ 対処方法

以下のいずれかの理由により、この現象が発生する可能性がある。

Windows XP の CD-ROM に傷があるか、汚れている。
CD-ROM ドライブが正常に動作していないか、CD-ROM の振動が激しく、レーザー光でデータを正確に読み取れない可能性がある。
複数の CD-ROM ドライブを使用している場合、コンピュータが誤ったドライブ上のファイルを探している可能性がある。
コンピュータがオーバークロックで動作している。オーバークロックではメモリが集中的に使用されるため、ファイルを Windows XP CD-ROM から読み取るときにデコードエラーが起きることがある。
マザーボードとプロセッサのデフォルトのクロックタイミングを使用する。
コンピュータの RAM またはキャッシュメモリが破損したか、組み合わせが不適切である。デコードエラーは、Windows が正常に動作しているように見える場合でも起こる可能性がある。この原因は、Windows がファイルを読み取ってハードディスクにアクセスするときに、コンピュータに過大なストレスがかかるためである。
コンピュータの CMOS 設定で Ultra DMA が有効にされているため、データ転送速度が速すぎる。
データの転送速度を低くするため、DMA モードから PIO モードに変更する。これで問題が解決しない場合は、PIO モードの設定を下げる。PIO モードの設定が高いほど、データ転送速度は速くなる。
サードパーティ製のメモリマネージャを使用している。
コンピュータにウイルスが感染している。

これらの対処をした後も、このエラーメッセージがまだ表示される場合は、CD-ROM ドライブから「i386」フォルダをローカルのハードディスクにコピーして、セットアップをハードディスクから実行する。

【参照】 マイクロソフト 技術情報 310064

posted by w@ko at 22:16|  ・Windows一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月19日

Windows XP アップグレード中予期しないエラー

Windows XP へアップグレードしようとすると以下のエラーが表示される場合がある。

予期しないエラー (768) が 5118 行目 ドライブ名:¥xpclient¥base¥boot¥setup¥setup.c で発生しました。

上記のエラーメッセージが表示された後セットアップを続行するオプションを選択すると、ブルースクリーン上に以下のエラーメッセージが表示される。

STOP: 0x0000006b (0xc000003a,0x00000002,0x00000000,0x000000000)

この問題は、コンピュータに Windows XP と互換性のないソフトウェアがインストールされている場合に発生する。

○ 対処方法
この問題を回避するためには、コンピュータを再起動して[Windows XP セットアップの取り消し]オプションを選択する。現行バージョンの Windows 画面に戻ったら、コンピュータに「GoBack バージョン 3」がインストールされているかどうかを確認する。インストールされている場合は、[コントロールパネル]の[アプリケーションの追加と削除]ツールを使ってこのソフトウェアをアンインストールする。

【参照】 マイクロソフト 技術情報 311562

posted by w@ko at 17:37|  ・Windows一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Windows XP アップグレード中エラー (3E6H)

Windows 98/Me から Windows XP へのアップグレード中に以下のエラーが表示されることがある。

致命的なエラー
セットアップを続行できません。Microsoft テクニカルサポートに問い合わせてください。(エラー: 3E6H)
 
WINNT32 このプログラムで無効な処理が発生したため、強制終了されます。WINNT32 のページ違反です。モジュール: KERNEL32.DLL
○ 対処方法

この問題を解決するには、Windows XP の最新のサービスパックを適用する。

【参照】 マイクロソフト 技術情報 311442

posted by w@ko at 17:34|  ・Windows一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Windows XP Windows 9x からのアップグレード中に PC がハングする

Windows 98/Me から Windows XP へのアップグレード中に、コンピュータが応答を停止(ハング)し、画面が黒くなることがある。

この現象は、Windows XP と互換性のないハードウェアまたはソフトウェアが原因で起こることがある。

○ 対処方法

この動作を回避するには、以下の項目を確認する。

1. このスクリーンで 10 分から 15 分間待ち、コンピュータがセットアップ処理を続けていないことを確認する
2. コンピュータを再起動して、セットアップ中に同じ場所で再度ハングするかどうかを確認する
3. コンピュータを再起動して、以前のオペレーティングシステムに戻すオプションが表示されるかどうかを確認する。この場合は、そのオプションを選択し Windows XP をアンインストールして、Windows 98/Me を復元する
4. Windows 98/Me に戻した後、アンチウイルスプログラムやブート管理プログラムがある場合はそれをアンインストールして、コンピュータのクリーンブートを実行する
5. アップグレード中に再度ハングする場合は、ハードウェアに非互換性の問題がある可能性がある。ACPI 機能を無効にするために、コンピュータが再起動したとき、サードパーティ製の SCSI ドライブを追加するために[F6]キーを押すオプションが表示される画面で[F7]キーを押す
6. セットアップ中に依然としてハングする場合は、不要なハードウェアを使用不可にする。USB デバイスを取り外し、ネットワークカード、サウンドカード、およびシリアルカードを取り外すか無効にして、セットアップを再起動する
7. それでもまだ問題が発生する場合には、マザーボード上の BIOS のフラッシュが必要な可能性がある

【参照】 マイクロソフト 技術情報 310064

posted by w@ko at 17:31|  ・Windows一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月12日

Windows 98/Me クリーンブートの実行方法

Windows 98 や Windows Me で問題が起きた場合は、現象の切り分けのためにコンピュータをクリーンブートする。クリーンブートによるトラブルシューティングは、コンピュータの環境が原因で起こる可能性のある種々の現象を減らすために使用する。

○ 操作方法

Windows 98 または Windows 98 Second Edition ベースのコンピュータでクリーンブートを実行するには、以下の手順で行う。

1. [スタート]→[ファイル名を指定して実行]から「msconfig」と入力し実行する
2. [全般]タブの「起動オプションを選択する」にチェックし、「CONFIG.SYS ファイルを処理する」以下のチェックボックスをすべて解除する
3. [OK]をクリックして変更を保存する
4. システムを再起動する

Windows Me ベースのコンピュータでクリーンブートを実行するには、以下の手順で行う。

1. [スタート]→[ファイル名を指定して実行]から「msconfig」と入力し実行する
2. [全般]タブの「起動オプションを選択する」にチェックし、「SYSTEM.INI ファイルを処理する」以下のチェックボックスをすべて解除する
3. [スタートアップ]タブをクリックし、「*StateMgr」のみチェックし、それ以外のチェックをすべて解除する
4. [OK]をクリックして変更を保存する
5. システムを再起動する

アンチウイルスソフトウェアをコンピュータにインストールしている場合、上記のクリーンブート手順では一時的にアンチウイルスソフトウェアが使用できなくなる可能性がある。ウイルスセットアップ中の潜在的な競合を回避するために、アンチウイルスソフトウェアをアンインストールすることが推奨される。また、アンチウイルスソフトウェアをアンインストールする前にソフトウェアの供給元に確認して、使用中のコンピュータをウイルスに対して無防備にしないようにすることが推奨される。

【参照】 マイクロソフト 技術情報 310064

posted by w@ko at 23:53|  ・Windows一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Windows 2000 インストール後 Windows XP が起動できない

デュアルブート環境を構築するために Windows XP をインストールされた状態で別パーティションに Windows 2000 をインストールした後、Windows XP を起動すると以下のエラーメッセージが表示されることがある。

Starting Windows...
Windows 2000 could not start because the following file is missing or corrupt: ¥WINDOWS¥SYSTEM32¥CONFIG¥SYSTEM.
Startup options for Windows 2000, press F8.
 
You can attempt to repair this file by starting Windows 2000 Setup using the original Setup floppy disk or CD-ROM.
Select 'r' at the first screen to start repair.

Windows XP を Windows 2000 からアップグレードしてインストールした場合、Windows XP の起動時にブルースクリーン上に以下の STOP エラーメッセージが表示されることがある。

STOP: 0x00000074
BAD_SYSTEM_CONFIG_INFO

この問題は、置き換わった Windows 2000 のブートストラップローダーファイルには、Windows XP の起動に必要な情報が含まれていないために発生する。

Windows XP の実行中に、Windows 2000 を別のパーティションにインストールしようとすると、通常次のエラーメッセージが表示されることがある。

この CD-ROM は現在使用している Windows より古いバージョンです。このディスクからのセットアップ機能は使用できません。
○ 対処方法

この問題を回避するためには、Windows 2000 でコンピュータを起動し、Windows XP CD-ROM の I386 フォルダから、NTLDR および Ntdetect.com ファイルをシステムドライブのルートにコピーする。

デュアルブートを行うためには、Windows 2000 を先にインストールした後で、Windows XP を別のパーティションへインストールされている必要がある。

通常、1台のコンピュータでデュアルブート環境を構築する場合は、各オペレーティングシステムを次の順序で異なるパーティションにインストールする。

1. Microsoft Windows 95/98/Me
2. Microsoft Windows NT 4.0
3. Microsoft Windows 2000
4. Microsoft Windows XP

上記のうち一部のオペレーティングシステムのみを使用する場合は、不要なものをスキップする。

【参照】 マイクロソフト 技術情報 283433

posted by w@ko at 23:49|  ・Windows一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Windows XP インストール時にコンピュータがハングする

Intel i815 チップセットを使用していて、USB のキーボードとマウスが接続されているコンピュータに Windows XP をインストールしようとするとコンピュータがハング(応答停止)することがある。

この現象は、コンピュータの BIOS で Legacy USB support の設定が有効になっている場合に発生する可能性がある。このオプションは、Windows XP ベースのコンピュータで使用する必要はない。

○ 対処方法
コンピュータの BIOS の Legacy USB support オプションを無効にする
USB デバイスの代わりに PS/2 マウスおよびキーボードを使用する

【参照】 マイクロソフト 技術情報 282195

posted by w@ko at 23:39|  ・Windows一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Windows 2000/XP NT ドメインに参加できない

Windows 2000/XP コンピュータで Windows NT 4.0 ベースのドメインに参加できない。[識別の変更]または[コンピュータ名の変更]ダイアログボックスでドメインメンバシップを変更しようとすると、以下のエラーが発生する。

ネットワーク ID
名前 "ドメイン名" を確認中にエラーが発生しました。
指定されたドメインがないか、またはアクセスできません。

また、Windows 2000/XP コンピュータで net view コマンドを実行しようとすると、以下のエラーが表示される。

システムエラー53が発生しました。
ネットワークパスが見つかりません。

この場合、Windows 2000/XP コンピュータからはドメイン名による ping 通信はできないが、IP アドレスによる ping は正しく機能する。

Windows 2000/XP では、TCP/IP プロトコルでのドメイン名の名前解決に NetBIOS ではなく DNS を使用する。この問題は、次の2つの条件が両方とも当てはまる場合に発生する。

クライアントコンピュータの NetBIOS over TCP/IP が無効になっている
クライアントコンピュータに TCP/IP プロトコルしかインストールされていない。
○ 対処方法

ワークステーション上の NetBIOS over TCP/IP を有効する。

【参照】 マイクロソフト 技術情報 258832

ネットワークの設定によって NetBIOS over TCP/IP を有効にできない場合の回避策としては、Windows 2000/XP クライアントとWindows NT サーバーの両方に、NetBEUI や NWLink(IPX/IPX) などの TCP/IP 以外の新しいプロトコルをインストールする方法がある。

なお、この問題は一部のサードパーティ製 DNS サーバーでも発生することがわかっている。

【参照】 マイクロソフト 技術情報 256083 (英語)

posted by w@ko at 23:37|  ・Windows一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月05日

Windows NT/2000/XP/2003 マスタブラウザエラー(MRxSmb 8003)

システムログに以下のエラーが記録されることがある。

ソース : MRxSmb
イベント ID : 8003
種類 : エラー
説明 : マスタブラウザは、自分がトランスポート NetBT_Tcpip_{ドメインUID のドメインのマスタブラウザであると認識している別のコンピュータ コンピュータ名 からサーバーアナウンスを受信しました。マスタブラウザが停止しているか、またはブラウザの選択中です。

ネットワーク上の共有資源の情報を把握、管理しているマスタブラウザが原因。複数のマシンがマスタブラウザになろうとした場合にこのようなエラーが発生する。
このエラーは、電源のオフやネットワーク機器の故障などにより、マスタブラウザだったマシンが一時的にネットワークから切断されていたような場合に発生する。マスタブラウザがいなくなった場合は他のマシンがマスタブラウザに昇格する。この状況でマスタブラウザだったマシンが再び接続すると、上記のエラーが発生する。
ただ、このエラーが発生しても、マスタブラウザの選定作業が実施されるだけで、動作には特に問題ない。

○ 対処方法

エラーを起こしているコンピュータとエラーが指し示すコンピュータを再起動する。ただしその際に他のコンピュータが起動しているとそのコンピュータがマスタブラウザになってしまう可能性があるため、最終的にはすべてのコンピュータを一度シャットダウンした上で、マスタブラウザになるべきコンピュータから起動することが望ましい。

Windows のデフォルトでは自分がマスタブラウザになれるような設定になっている。そのため、マシンを立ち上げるたびにブラウザの選定作業に参加してしまう。あらかじめマスタブラウザにならないことがわかっているマシンでは、以下の方法でマスタブラウザにならないように設定することもできる。

Windows 95/98/Me の場合
  [コントロールパネル]→[ネットワーク]→[Microsoft ネットワーク共有サービス]→[プロパティ]の[ブラウズマスタ]の[値]を「無効」にする
Windows NT/2000/XP/2003 の場合
  レジストリHKEY_LOCAL_MACHINE¥SYSTEM¥CurrentControlSet¥Services
¥Browser¥Parameters
にある MaintainServerList の値を「No」にする
  ※ レジストリ操作は自己責任の範囲下において操作願います。

ただし、マスタブラウザは1つのワークグループに最低1つ以上は必要であるため、無効にする場合は注意する必要がある。

posted by w@ko at 17:58|  ・Windows一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Windows NT サーバーサービスが利用できない

Windows NT でサーバーサービスが利用できなくなる。下記サイトにはネットワークカードのインストール後とあるが、カードに限らずネットワークサービスのインストール後やネットワーク設定を行った後に症状が発生する場合があるようだ。

システムログには以下のエラーが記録される。

ソース : Service Control Manager
イベント ID : 7001
種類 : エラー
説明 : Computer Browser サービスは、次のエラーのために開始できなかった Server サービスに依存します:
このコマンドを処理するのに必要な記憶領域をサーバーで確保できません。

ソース : Service Control Manager
イベント ID : 7023
種類 : エラー
説明 : Server サービスは次のエラーのため終了しました:
このコマンドを処理するのに必要な記憶領域をサーバーで確保できません。

またコマンド「net start server」を使ってコマンドラインからサーバーサービスを開始しようとすると、以下のエラーが返される。

システムエラー 1130 が発生しました。
このコマンドを処理するのに必要な記憶領域をサーバーで確保できません。
○ 対処方法

この問題を解決するには、Windows NT の最新のサービスパックを適用する。
基本的に Windows NT の場合、コンポーネントの変更が発生した場合、サービスパックを再適用する必要がある。

【参照】 マイクロソフト 技術情報 151427

posted by w@ko at 17:56|  ・Windows一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Backup Exec ベリファイ実行時に I/O デバイスエラー

Backup Exec で大きなサイズのファイルをベリファイする時に I/O デバイスエラーが発生することがある。

○ 対処方法

この問題を解決するには、以下のレジストリ値を変更する。

Backup Exec for Windows NT v7.3 の場合
  HKEY_LOCAL_MACHINE¥Software¥Veritas¥Backup Exec¥Engine¥NTFS
Backup Exec for Windows NT v7.2/7.0x の場合
  HKEY_LOCAL_MACHINE¥Software¥Seagate Software¥Backup Exec¥Backup Engine
 
《共通》
FSUseAsyncIO 値を 0 に変更

【参照】 ベリタス 技術情報 100990

※ レジストリ操作は自己責任の範囲下において操作願います。

posted by w@ko at 17:16|  ・Backup Exec | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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